Webライティングの文章は、書いたのものが
記事や書類と違ってそのまま他人の目に触れます。
ですから、内容だけではなく
見た目も重要になります。
文字の大きさ、太さ、1ページの行数、
1行の文字数、空白行、
文字の配列、改行のタイミング、
字間や行間のバランスなどに気を付ける必要があります。
これまで一般に、記事や書類などは、
レイアウトや校正を専門家が行っていました。
要するに、他人の目を一度は通っていたわけです。
以前は、こうした専門の技術は
文章術には含まれませんでした。
ところが、ワープロの発達により、
改行から、文字の大きさ、太字での強調、
レイアウトまで自在に行えます。
そのため、私たちにもレイアウトの技術が
大事になってきています。
アメリカの有名作家スティーヴン・キングは、
「その文が読みやすいか、読みにくいかは、
中身を読まなくてもわかる。
読みやすそうな本は一つの段落が短く、白いスペースが多い」
と、書いています。
文章の見た目を整えると読みやすさがアップします。
見た目を整えるための注意点は、以下の3点です。
余白の使い方に注意する
ひらがなと漢字のバランスを考える
改行、段落の区切り方など文章のリズムを意識する
余白を十分にとると、読み手に負担をかけない
やさしい文章になります。
余白がなく、文字を詰め込んだような文章は
明らかに堅苦しく読みにくいです。
行間は、文字サイズの半分から1字分にして、
内容によって空白行を作ります。
このことによって、文章の視認性や可読性が
高くなると言われています。
ひらがなと漢字のバランスですが、
漢字が多いと堅苦しく重い印象を受けます。
漢字はひらがなより画数が多いため、
多用すると文字の詰まり感が助長されます。
ひらがなを多くすると親しみやすい
印象になります。
例えば、
「及び」「即ち」「予め」「因みに」は、
「および」「すなわち」「あらかじめ」「ちなみに」
「等」「筈」「但し」「所謂」は、
「など」「はず」「ただし」「いわゆる」
と、表記すると読みやすくなります。
おおまかな目安としては、
漢字を3割、ひらがな7割でしょうか。
段落などを調整すると、音読した時に
読みやすい文章となります。
このことは、文豪も意識していたようです。
谷崎潤一郎は、「人に『分からせる』ためには、
文字の形とか音の調子とか云うことも、
与(あずか)って力がある」
川端康成は、「『耳で聞いて解る文章』とは、
私の年来の祈りである」
と、書き残しています。
段落が長すぎる、改行が少ない、
1行が長い、句読点が少ない、といった文章は、
読みづらく、わかりづらくなりがちです。
これらに注意して、
テンポよく、すらすら読める
「見た目のいい」文章を目指したいですね。