Webライティング能力検定の採点など、
皆さんの文章を拝見していると、
次のような理想を述べている方が、
数多くいらっしゃいます。
「読み手に不快な思いをさせない文章」
「人を傷つけない文章」
などなど。
Webライティングに関わらず、
言葉を発する際に心掛けるべき、
大切なポイントですね。
配慮すべきポイントのひとつ、
ジェンダー関連の表現も
最近では注目されるようになってきました。
今回は、そのジェンダー表現について取り上げます。
この夏開催の
東京2020オリンピック・パラリンピックで
ジェンダー平等を推進するために
スポーツ報道の表現に関するガイドラインを
IOC(国際オリンピック委員会)が発表しています。
多くの新聞で取り上げられたので、
目にした方もいるのではないでしょうか。
東京五輪・パラリンピック組織委員会も
公式サイトに和訳版を掲載しています。
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/mdantpv0xyza3odwipqx.pdf
けっこうなボリュームがありますが、
NGのものとOKのものの表現の例示など、
参考になる部分もたくさんあります。
分かりやすくNGなのは、
昔ながらのステレオタイプに当てはめる表現。
男らしく、女らしくという旨の表現ですね。
セクシーもふさわしくないそうです。
日本語版で加えられているのは、
「ママさんアスリート」
「美しすぎる」
「イケメン」
「美少女」
「○○ちゃん」
などです。
誉め言葉や親しみを込めた表現なのでは?
と感じてしまいますが、
アスリートである前に母親という性別の役割が定義されている点、
アスリートとしてではなく容姿が注目されている点、
などが問題点とされています。
指摘されてみれば確かに!
私自身、これまで強く意識していないために
疑問に感じて来なかった表現もあるということに
気が付きました。
これっておかしいのでは!?
こんな表現は嫌だ!
そう感じるのは、書かれた(言われた)当事者。
書いた方は、悪気なく良い事だと思ってしまっている
ケースがたくさんありそうです。
ある人について表現する時、
男女などの性別、人種、国籍、宗教、社会的地位など関係なく、
「人間」として表現できているのか?
がポイントのようです。
例えば、性別の場合、
性別を入れ替えても、変だと感じない表現かどうか?
でチェックすることができそうです。
前出の「ママさんアスリート」は良く目にするけれど、
「パパさんアスリート」はまず目にしたことがないですよね。
他の項目もそうです。
性別、人種、国籍などを入れ替えることで、
変だと感じるようならば、
偏見が入った表現となっている可能性があります。
入れ替えるだけでチェックできるのなら、
日々のライティングに取り入れやすいと思います。
良ければ、実践してみてくださいね。