本日の日経平均は、昨日とは一転して一時100円を超える下落となり前日比69.34円安の10444.33円と反落した。

円高が重く圧し掛かり、前日の米株高も寄付き小幅続伸後、一瞬で下落に転じ年金の買い観測、アジア株高も、円高進行による後場の一層の下落には下支えにしかならず買戻しも限定的だった。

ただし、今後下へ向かうのかといえば、そうでもない、今回の円高進行を日本期待との声もあり、今日も25日移動平均線付近では週末であるにも拘らずキッチリ切返した。来週もこの25日移動平均線である10418.15円を下限に意識した展開が考えられる。

さて、昨日の続きで日経平均に225銘柄のうちどの銘柄が影響するかだが、前筆したようにみなし50円額面に換算した指数採用株価で最も額の高い銘柄の影響が大きいということになる。

現時点では、ファーストリテイリングが最も高く、次いで京セラ、ファナック、さらにソフトバンク、ホンダ、信越化学、KDDI、TDKなどとなる。

今日を例にするとファーストリテイリングが-0.45%、-50円で日経平均を約2円下落させ、株価が225銘柄のうち最も上昇した、+4.75%の電気化学工業は日経平均を1円押し上げる力も無く約0.7円の上昇だった。

当然ながら日々株価は変わるわけでその影響力も刻々と変化する訳だが、少なくとも上位概ね30社からは目が離せない。
ちなみに、この上位30社にはJTもJRもシャープもキリンも日産も三菱UFJも重工も日立さえも入ってはいない。


では、業種別に見るとどうかというと、影響力はダントツで電気機器、次いで携帯各社やヤフーなどの通信、ディフェンシブ銘柄の医薬品、ファーストリテイリングや7&iHDの小売業、化学、トヨタやホンダの輸送用機器、機械、食料品などとなり、特に電気機器は、医薬品と小売業、食料品を合わせたものよりも大きく為替相場に左右される面をうかがわせる。電気機器、輸送用機器を合わせると全体の約3割近くにまで達するのだ。
建設業は全体の2.6%、銀行業は僅か1.6%でしかない。
シチズン、ニコン、オリンパス、テルモの精密機器は4社で全体の3.8%、また不動産業も5社で2.5%を占める。

まだまだ色々あるが

例えばファーストリテイリングがストップ安に沈むようなことがあれば株価20%弱の下落であり、それだけで本日の日経平均下落額を凌駕してしまいその影響は計り知れない。
また、為替相場によっては(95円目安)電気機器、輸送用機器、機械、精密機器などが揃って影響を受けこれまた大である。
KDDI、ソフトバンクの上位を含む通信も看過できない。

日経平均というと日本市場全体の動向を示しそうだが数日単位や短期間では案外そうでもないのだ。
ただし、市場を暖めたり冷やしたりする効果があることは言うまでもない。


*先物についてはまた別の機会に書こうと思う。