息子が日曜日、私が翌日の月曜日、続けてインフルエンザA型を発症した 

初めて飲んだタミフルの効果は素晴らしく、
40度超えだった息子の熱も翌日には38.3度、翌々日には37.2度まで下がり、元気に遊びまわるまでに回復した。
その翌日の水曜日。
起きると私のところへ駆け込んできた息子の様子が、なんだか変…

食欲も戻りかけていたはずなのに、朝ごはんも食べたくないと言う。
『水だけでも飲もうか?』『やだ』
『じゃあ薬だけは頑張ろね?』『やだ』
そんなやり取りを何度か繰り返し、諦めた私が朝食を片付けようとすると…
『あ''ぁぁぁぁぁーーーー!!!』と泣き叫びながら全力でタックルしてきた…
息子は1度こうなったら、しばらく手がつけられない



泣きながら『やだ
』『やだ
』と私を叩き続ける息子を抱き上げ、しばらく赤ちゃんみたいに揺すっていた。


息子の頭をなでながら昨日までの息子の言動を思い返してみると
『どうして僕はインフルエンザになったの』
『どうしてママはインフルエンザになったの』
と、しきりに聞いてきたことを思い出した。
これだー!!! 

『もしかしてママがインフルエンザになったのは自分のせいだと思ってる?』
『…うん』
息子が小さく顔を縦にふった。
『それは違うよ!お姉ちゃんもパパもうつってないし、ママがインフルエンザになったのはきみ(息子)のせいじゃないよ!本当だよ!』
あ"ーあ"ー泣いてる息子をぎゅーっと抱きしめながら、目頭が熱くなった。
子どもって…こおなんだな…
子どもって…本当に、こおなんだなぁ。
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心理学を少し学んで驚いたことの1つに「罪悪感」がある。
罪悪感って聞くと、まるで罪を犯したようなイメージを持つけど、そうではなくて…
私ばかり幸せでごめんなさい。
力不足でごめんなさい。
助けてあげられなくてごめんなさい。
そおいう罪悪感で、数多くの人が自分の幸せを自分で遠ざけている。
特に幼い子どもは、
親のケンカも、親の不仲も、親の病気も、親の離婚も、親が幸せそうでない理由はすべて、自分のせいだと感じてしまうんだとか…
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そぉいえばグルテンフリーを始めてまだ日も浅い頃、全く関係ないことで息子を叱ったら
『ぜんぶ僕のせい』と言いながら息子がわーわー大泣きしたことがあった。
あの時もきっと、アタフタしている私を見ながら息子は罪悪感を募らせていたんだな…

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ひとしきり泣いた息子は急に元気になってモリモリ朝ごはんを食べた。
食事のとき、1日つけっぱなしのマスクを私が外すと子どもたちが一瞬ホッとした表情を見せることにも今回気がつけた。
そしてありきたりだけど、
美味しいごはんを美味しく食べられる幸せ。
子育ては自分育て。
私1人では気付けないことを、子どもたちは沢山たくさん教えてくれる。
インフルエンザからの恩恵はたくさんいただけたのでパパと娘には、このままうつりませんように…
