ビールは基本的にNGですが、キリン「のどごし生」の原料にグルテンが含まれないことは、キリンに問合わせてハッキリ確認しました
ただし「のどごし生」と、キリンから発売されている他のビールは同じラインで製造されているため、きちんと洗浄はしていますが、ごく微量のコンタミネーションの可能性はあるかもしれないとのことでした。
フリードリンク飲料
- 牛乳
- 豆乳
- 乳酸菌飲料(ヤクルトなど)
- 果物ジュース
- 野菜ジュース
- 珈琲(コーヒー)
- 紅茶
- 純ココア
- 烏龍茶
- 緑茶
- ほうじ茶
- ジャスミン茶
- ハーブティー
- レモネード
- ゆず茶 など
麦茶について
グルテンは、厳密には「小麦」にしか存在しないたんぱく質です。
麦茶の原材料である「大麦」や「ハト麦」は、小麦とは異なるたんぱく質を含んでいるため、麦茶は基本的にグルテンを含まない飲料とされています。
ただし必ずしも安全というわけではなく、「大麦・ハト麦」と「小麦」のたんぱく質は構成が近いため、小麦に対する免疫の弱い方は、麦茶を飲用した際に喉の違和感や麦茶特有の苦みとは異なる味、かゆみなどの症状が現れる場合があるそうです。
セリアック病・小麦アレルギー方は、1度かかりつけの医師と相談してから飲用するようにしたほうが良いそうです。
- 麦茶
- ハトムギ茶
- どくだみ茶(原料にハト麦が含まれることがある)
アルコール飲料
- 日本酒
- 本格芋焼酎
- 本格黒糖焼酎
- 泡盛
- 本格梅酒 ※
- 甘酒
※梅酒は小麦が含まれる銘柄もあるため成分をチェックしてください。
- 赤ワイン
- 白ワイン
- シャンパン
- スパークリングワイン
- ラム酒
- テキーラ
- ブランデー
- コニャック ※
- リキュール(ベースにする蒸留酒による)
※コニャックはブランデーの一種です。
蒸留酒について
蒸留酒とは、醸造酒を蒸留して造ったお酒のことです。アレルギーの原因となる物質は「たんぱく質」にあり、蒸留(気化)する事により「たんぱく質」は分離するため、蒸留酒であれば原料に麦・大麦・ライ麦が使用されていたとしてもグルテンは含まれないとされています。
ただしグルテンへの過敏性が強い人は、わずかな量にも反応する場合もあるため注意が必要です。特にセリアック病の方は、蒸留酒であっても麦・麦芽を使用したものは避けたほうが良いようです。
<大麦・ライ麦を原料とする醸造酒>
- ウィスキー(バーボン・スコッチ)
- ジン
- ウォッカ
お酒の雑学
忘却録としてまとめておきます。お洒落なお酒を飲む機会がほとんどないので、知らないことばかりでした〜

世界4大スピリッツ
スピリッツとは蒸留酒のことで、蒸留酒とは醸造酒を蒸留して造ったお酒のことです。
カクテルの材料として広く親しまれている「ジン」「ウォッカ」「テキーラ」「ラム」は、世界4大スピリッツとも呼ばれています。

ジンは大麦・じゃがいも・ライ麦などを原料として造られる蒸留酒です。
元々はオランダで薬用酒として造られていたお酒で、蒸留される際にネズの実(ジュニパーベリー)や、ボタニカルと呼ばれる薬草成分を加えて造られるのが、ジンの最大の特徴です。ジン独特の鋭い切れ味や口内に広がる香りは、それら薬草成分由来のものです。
ジンの飲み方として1番有名なのが「ジントニック」です。ジンをトニックウォーターで割る簡単レシピのカクテルは、居酒屋でも気軽に楽しめるカクテルの1つです。トニックという言葉には「活力を与える」という意味もあるようで、薬用酒であるジンとの相性はとても良いそうです。

ウォッカもジンと同様、原料という点では大麦・じゃがいも・ライ麦などから造られています。
ジンとの最大の違いは、蒸留した原酒を白樺の炭によってろ過させていることで、まるで水のようにまろやかでクセの少ない飲み口が特徴です。
クセが少ないため、カクテルの材料として使われることも多く、ウォッカをオレンジジュースで割った「スクリュードライバー」など、 柑橘類との相性は特に抜群です。

テキーラは18世紀半ばごろに誕生したと言われています。テキーラといえば、サボテンから造られるイメージがありますが、実際の原料は竜舌蘭という植物で、 形状としてはサボテンよりも、むしろアロエに似ています。
世界的ロックバンド、ローリングストーンズのミックジャガーが愛飲したことでも有名な「テキーラサンライズ」など、カクテルの材料として使われることも多いです。

ラム酒はサトウキビから造られるお酒で、風味も自然と甘みが強くなる傾向にあり、非常に甘いお酒です。洋菓子作りにもよく利用され、甘党の人に最もオススメしたいスピリッツです。
大航海時代の頃、原料となるサトウキビ農場を巡って海賊たちの植民地争いが頻発していたとも言われていますので、 ラムに対する海賊たちのイメージはそこから来ているのかもしれません。
ラムを使ったカクテルでは「モヒート」が有名です。ラムにライム・ミント・砂糖を加え、ソーダで割ったカクテルで、南国のイメージの暑い夏にぴったりのカクテルです。
リキュール
蒸留酒に薬草・果実などの香味成分を配合し、甘味・着色料などを添加したものです。カクテルベースや洋菓子の香り付けなどに使われ、「カンパリ」「グラン・マルニエ」「カルーア」などが有名です。
ブランデー
ブランデーの原料はぶどうです。
現在はぶどうだけでなく、りんごやさくらんぼなど様々な果物が原料になりますが、基本的にはぶどうが原料になります。

コニャックはブランデーの仲間で、フランス西部コニャック地方で生まれたブランデーです。
白ぶどう酒を蒸留したもので、蒸留は単式蒸留機で2回行われ、アルコール度数70%程度の精留分をリムザン産やトロンセ産のホワイトオーク樽で熟成し、水で度数40%に希釈したものです。
コニャックの主な銘柄には「レミー・マルタン」「ヘネシー」「カミュ」などがあります。
ウィスキー
ウイスキーの原料は、大麦やトウモロコシ、ライ麦や大麦麦芽などです。

バーボンはウイスキーの仲間で、原料の穀物中にトウモロコシを51%以上含んでいて、アルコール度数80%以下で蒸留し、2年以上熟成したものです。内側を焦がしたオークの樽にアルコール度数62.5%以下で詰めること、水以外を加えずにアルコール度数40%以上でボトリングすること、がバーボンの条件となっています。
バーボンの主な銘柄には「アーリータイムズ」「ワイルドターキー」などがあります。

スコッチはウィスキーの仲間で、原料が100%大麦麦芽、アルコール分94.8%未満で蒸留し、700リットル以下のオーク樽で最低3年以上熟成させ、アルコール度数40%以上で瓶詰めすることが条件のお酒です。
本来はスコットランド北部のハイランド地方産のモルトウイスキーのことを指します。
スコッチの主な銘柄には「カティ・サーク」「ジョニー・ウォーカー」「バランタイン」「シーバルリーガル」「磨カラン」などがあります。
ワイン(葡萄酒)
ぶどうの果実、あるいはその搾り汁を発酵させてつくった醸造酒のことです。赤ワイン・白ワイン・ロゼワイン・スパークリングワインがあり、ぶどうの品種や製造法がそれぞれ異なります。
その他、発酵中にブランデーなどのアルコールを添加し発酵をとめてつくる「酒精強化ワイン」などもあるそうです。

赤ワインは、黒ぶどうを皮と種ごとつぶして発酵させ、醸造してつくります。
赤ワインが赤いのは、皮の色素成分が果汁に染み出しているからでポリフェノールが白ワインよりも圧倒的に多く含まれています。
熟成によって味わいや香りに複雑性と奥行きが生まれ、残糖はほとんどなく、渋味が必要とされています。

白ワインは、白ぶどうの皮や種を除き、絞り取った果汁だけでつくります。皮と種を抜いた状態で発酵が行われるため、発酵の際に液体に果皮の色が移りません。
白ワインは甘さの度合いで、極辛口・辛口・やや辛口・やや甘口・甘口・極甘口に分けられます。白ワインは、ワインの渋み成分であるタンニンが微量なので、赤ワインよりも口当たりが滑らかで飲みやすいと感じる人が多いようです。
長期熟成にはタンニンやポリフェノールが必要となるため、長期熟成のタイプのワインはほとんどが赤ワインで、白ワインは少ないそうです。

白ワインと赤ワインの製法をミックスしているため「ロゼワイン」と呼ばれています。
一般的な製造法は、濃い色のぶどうが発酵の途中に色づいたところで皮を取り除き、ピンク色に醸造します。
「白では軽すぎるが、赤では重すぎる」という人にはロゼがオススメといわれています。
アルコール度数、ポリフェノールの含有量、飲み味なども、おおむね白と赤の中間くらいだそうです。

シャンパンの原料は、ぶどうです。
俗にシャンパンというのはシャンパーニュ地方でつくられた8つのぶどう品種=ピノ・ノワール・シャルドネ・ピノ・ムニエ・アルバンヌ・プティ・メリエ・ピノ系の全てを材料として醸造されたスパークリングワインのことです。

炭酸ガス(3気圧以上のガス圧)を含んだ発泡性ワインの総称です。(3気圧以下のものは弱発泡性ワインと呼ばれます。)
白ワインに糖分を加えて再発酵させ、発生した炭酸ガスをワインに保有させて密封されます。(シャンパンがその代表)人工的に炭酸ガスを吹き込んでつくる方法もあるそうです。