私が尊敬するリトミック研究センター創設者の岩崎光弘先生が、よく話してくれた。
「こんな子に育って欲しい!と思って叱っても、子どもはそんな風に育ちませんよ」
「子どもは親がしたように(見せたように)育つんですよ」
━ だから正直な子に育って欲しいなら、自分が正直なお母さんになってください。
━ 明るい子に育って欲しいなら、自分が明るいお母さんになってください。
(先生それが1番難しいです
)
私の親しい友人H子は、昔から温かい空気をまとっていて彼女の周りはいつも笑顔がたえなかった。
ただ料理は苦手で「私は洗いもの担当でーす」と家庭科の時間すら笑ってる。彼氏ができても料理はしない。美味しいものは大好きなのに食べるの専門。
それが今や男の子3人のママとなって毎日3食ごはん作ってる。作ってるっていうか、めちゃくちゃしっかり料理してる。
結婚するまでペーパードライバーだった車も見事に乗りこなし、細腕で男の子2人を抱え平気で小走りしている。
その姿は、彼女のお母さん、そのものだ。
彼女を見てるとしみじみ思う。
自分の母親が見せて示してくれたことって、本当にすんなり真似できるんだな〜って。
私は初めてお腹に赤ちゃんがいると分かった頃から、ずっとずっと思っていた。
強い子に育って欲しい。
心と身体の強い子に育って欲しい。
だとしたら、私が強くなるしかない…ってことなんだな。
私がもっと強い母になって、くじけない心と身体を示していかないと。
今日たべたものが、明日の身体をつくる。
今日示した姿が、子どもの未来をつくる。
─ と、信じて今日もがんばろう。