こんばんは。「ユニクロ型掛金」って聞いたことありますか?最近は「(加入者)選択型掛金」とか「掛金選択制」などと呼ばれております。つまり、加入者が自分の掛金を一定の範囲から選択して決められるDC制度ということです。選択制と言うと、DCに加入するかしないかの選択制を思い浮かべますが、実は、加入の選択制の他に掛金の選択制というのも組み合わせている会社もあるんです。

 では、なんで「ユニクロ型」なんて呼ばれているかというと、ご存知ユニクロことファーストリテイリングがこの方式で初めて制度を導入したからなんです。この導入の際には、加入者が選択するということ、一定期間が経過してから掛金を変更することなどについて是非があり、最後は本省(厚生労働省)と争って承認を受けた経緯があります。ところが、承認を出した厚生局が中国四国であったため、その後、関東ではユニクロ型掛金の取り扱いについて指導がされています。まさに、縦割行政!

 では、ユニクロ型掛金こと、加入者選択型掛金についてみてみましょう。ユニクロ型掛金は、加入者が掛金を複数の中から選択できるようになっている制度です。
例えば、1,000円、5,000円、10,000円、15,000円、20,000円、23,000円などと、複数の掛金を用意します。この6種類の中から加入者が掛金を選択することとなります。通常、ファンドとして一定額(例えば、23,000円)が用意されていて、DC掛金に投入されない額は前払退職金として給与に上乗せして支払われます。このケースで、を選択した人は、23,000-10,000=13,000円が給与に上乗せして支払われることとなります。つまり、自分のライフデザインに合わせて、給与または年金を選べる制度ということになります。ユニクロでは最低掛金は100円が緊急避難的に認められましたが、現在では500~10,000円程度が下限ということになります。役所の考え方ではDCはあくまで老後の年金ですから、一定期間掛けて老後の年金を確保できる水準でないと認められないということになります。詳しくは前回の掛金の最低額をご覧ください。

 「あれっ?」頭のいい読者各位はふと疑問に思ったのではないでしょうか・・・?掛金の選択は額を選ぶだけなのでしょうか?「率」は選べないの・・・?そうです。実は率を選ぶこともできます。
DC掛金は給与の一定率とすることもできるのですから、選択肢を0%、50%、100%としても良いわけです。額とするか率とするかはまさに制度設計ですので、企業や既存の制度の思想や特徴を踏まえて設計いだたくこととなります。

 最後に、加入者選択制掛金を設計するにあたっての留意点を申し上げておきます。
^貪戞■庁辰鵬弾?靴燭蕁∩干曚鯀以退職金には変更することができないこと。
掛金の変更には半年~1年は明けること。
A以退職金として受け取る額の支払い方法・支給時期を決めておくこと(年1、2、12回など)
こ欟發料択、変更の事務を整えておくこと。
ィ庁坦欟盖詬拭∩以退職金について就業規則に定めておくこと。
結構、この、ぁ↓イ△燭蠅悩ましい話になるのですがそれについてはまたの機会にお話させていただこうと思います。それでは・・・。