昨年来の不況で、タイの経済もかなり冷え込み、ましてや観光客の減少で大変な状態。 しかし、一方では先の国債発行の時にお伝えしたとおり、お金のあるところには、まだまだ備蓄があるものと思われます。

昨日の記事で、東北部出身の男性(32)がお金に困って、食堂の電気コードを切り、窃盗罪で警察に捕まったとのこと。 それも、コードを売ってお金を儲けようと言うことではなく、最初から警察に捕まって刑務所に入れてもらおうとした犯行。

この犯行の前に、交番を訪れて警察官に「刑務所に入れてくれ」と頼んで断られた後とのこと。 なんだか、やるせないですよね。 そもそも、そんな人が来ても何の対処もできない環境がもどかしく思えます。

よく耳にしますが、タイはことのほか人が溢れかえっていて、特に百貨店やホテルの従業員など、こんなに人はいらないだろうと思えてしまいます。 しかしながら、それらの人たちにもそれぞれの生活があり、家族があり、人生があるわけで、経営上必要ないからと人員削減に踏み切るのは、結局残る者達の保身に他なりません。

なるほど、単に目に見えるところだけで、「いらない」とか「無駄」などと言っているのは、’自分に関係のない事だから’というのが前提の話になっていますよね。 自分も反省しなければならないと思いました。

そうそう、職場でもこと日本人は自分のカバー範囲を超えて、何にでも(特に部下の仕事にまで)手を出す傾向にありますが、それもひいては彼らの将来を危うくすることにつながりかねません。 みんなが、自分の仕事をこなしながら、それぞれの立場とエリアを尊重して、共存しているのがタイなのかもしれません。