日本でも、大学や会社の新入生・新規採用社員の歓迎会が行われますが、タイの大学ではこれが大きな問題になっています。
先日の新聞記事では、某工科大学(やはり、こういったことは男子の多い所が激しいのでしょうか?)で、暴力的な新入生歓迎会に荷担したとのことで、上級生75人が1年間の停学処分になったとの事でした。
その内容たるや、「上級生らは、ピストルで脅したり、殴ったりして、新入生に生のトウガラシや紙を食べさせ、裸にして陰毛を焼き、陰部に塗料スプレーを吹き付けた」とのこと。 いやぁ、過激ですね。
しかも、人前で裸になったり、恥ずかしい思いをさせられるのをことさら嫌うタイ人にとって、この歓迎会(と称した集団いじめ)は耐えられないものでしょう。
去年も、度を過ぎたいじめで死者が出ているほどなのですが、どうも学校関係者は実態調査委に消極的。 なんだか、学校ぐるみと思える程です。
確かに、新入生歓迎会では、新入りに対して上級生・下級生の規律を教えたり、校風を身につけさせるなどの目的で、やや理解に苦しむことが行われることもあるでしょう。 かくいう自分も、学校時代に新入生歓迎会で、今まで全く飲んだことのないアルコールを飲まされて意識不明になったことがあります。
しかし、ここまでくると新入生の時にやられたいじめのリベンジをしているとしか思えません。 そういえば、学校同士の抗争も同じで、新入生にとってはなんら関係ないのに、上級生から変な情操教育を受けて、暴力・発砲事件に発展ということも耳にします。
上に立つものは、「伝統だから」などという人任せな理由で無理矢理押しつけたりせず、「自分がどうしてそういうことをしているのか、なぜ必要なのか」を自問自答しながら、後輩を教育する必要があると思います。 それにしても、集団心理とは怖いものですね。 麻薬と同じで密告報奨制度を作ってはどうなのかと考えたりします。