英国映画の活性化の理由は、英国政府の全面的なバックアップ体制と公営宝くじ基金から映画に投資するユニークなシステムが原動力になっている。

英国映画界の2017年の製作本数は100本を超えており、英国で主に撮影された12の外国映画を含めると、その総製作費に5億6000万ポンドが注ぎ込まれたこととなり、これは10年前に比べて300%という増加ぶりである。

また映画館ではアメリカ映画がスクリーンを独占しているが、そんな中「ビーン」「フル・モンティ」といった国産映画の成功により、10年から10年の国内での英国映画シェアは従来の2倍になったそうである。

この英国映画界の活性化の原動力になったのは政府の政策であった。

英国政府は映画政策を総括的に担当する文化・メディア・スポーツ省を通して映画産業を支援しており、クリス・スミス文化相は10年5月、英国映画産業に6つの課題を提示した。

(1)「英国映画が国内で占める割合を現行の2倍とする」

(2)「観客の数と層の拡大」

(3)「業界のニーズに一致した教育・トレーニングの設定」

(4)「資金増大」

(5)「英国作品の輸出拡大」

(6)「産業内における投資誘致」である。

この組織は英国映画の輸出促進を目的としている。

文化・メディア・スポーツ省が助成している英国映画研究所等5つの組織の他、ユニークな制度としては、公営宝くじ基金から映画に投資をするというものがある。

既にイングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズの4つの地方のアート・カウンシフルを通して、160以上の映画がこの基金より総額5000万ポンド以上の助成金を得ている。


マシス