奥尻島の海は曇り空の時は対岸が見えなくて離島なんだなと感じることがありますが、
特に距離を感ずる時があります。

それは家族が島外の病院に行かなければならない時です。

前にも触れましが今年の5月から瀬棚線のフェリーが無くなり、
それに伴う形で江差線のダイヤの間隔が狭くなったことで
函館の病院への通院ができなくなりました。

つまり日帰りが不可能となっています。

高齢者にとってこれがどれだけ大変なことかと想像できると思いますが
それは高齢者に限った事ではありません。

若い御夫婦にとっても一大事なのです。
それは産婦人科への通院と出産のための入院です。

ご主人がそばに付いて奥様の不安を解消してあげることができないということが
どれだけ辛いかということです。

離島には自然の恵みが豊富で暖かい人との繋がりがある一方、
暮らしの不便さは都会では想像できないほど辛い一面があります。

喜びも辛さも人の倍も味わえるところが離島なんだなとあらためて感じさせられています。


約三ヶ月間も離れ離れで生まれてくる子をともに待ちながらお互いを思いやる姿、
母子ともに健康で島に帰ってくることをお祈りします。

それにしても子供たちの笑顔イイなあ(^-^)