5月に入るとフェリーが二往復になると喜んでいるかというと実は違うんですねぇ。
なぜか、
それは不便さが変わらないから。
何が不便なの?
・それは函館の病院での診察が日帰りでできないから。
・札幌が遠くなったままだから。(瀬棚線停止)
・車両運搬費が高くなったから。(4メートル以下の車両でも往復に3万円を超えるから)
あっ。観光にはぜんぜん問題はありませんよ。
地味に奥尻の町民が苦しんでいるだけですから(^_^;)
一見、瀬棚線停止(廃止?)の影響と見えるかも知れませんが
一番の問題は運航ダイアの変更です。
先程も言ったとおり、函館への通院が日帰りでできなくなったということです。
奥尻島の問題点は他の市町村同様、過疎化に伴い高齢化が進んでいることです。
そんな高齢者夫婦のどちらかが函館への通院に泊まりが必要になるのですよ。
奥尻には産婦人科もありませんから
婦人科に行くことも泊まりが必要になります。どんなに負担がかかると思いますか?
ただでさえ函館の病院に行く時はフェリーに2時間半も揺られてさらに乗合タクシーを使って1時間半、
それに加えて宿泊手配まで必要ということになれば、
不便を通り越して「とても奥尻島には住めない」という声が上がってくるのは当たり前ですよね。
となると
島外にいる子供たちが奥尻に住んでいる親を呼び寄せることに拍車がかかるでしょう。
奥尻島への観光を推し進めるためにフェリーも大型にし、
道路の整備も進んでおり一見島民はさぞ喜んでいるのだろうと思うかも知れませんが、
はっきり言って誰も喜んではいません。
ですから自然発生的に、
「奥尻は独自にフェリーを持ち、島から近い港(例えば熊石町)に行くようにするべきだ」
というつぶやきが広まっているのです。
facebookやtwitterを扱えない高齢者のつぶやき。
ないがしろにはできないですよね。
でも奥尻町のWEBサイトや観光協会のサイトからこんな話は出るはずもありません。
そして「奥尻島に移住しませんか」というキャンペーンを打つ。
?????
高齢者が安心して住める。若者も安心して住めるようにするためには
「フェリー航路を変える事」ということ以外には考えられません。
それが5年後10年後に実現するかどうかは分かりませんが
おそらくそれまで耐えられないでしょう。
あっという間に島民の流出が一気に増えることでしょう。
ある噂では10年後には人口が1000人台になると聞いたことがありますが
フェリー問題によって10年どころか5年台に早まるかもしれません。
そうなるともう奥尻島の経済も回らなくなります。
小学生にでも分かる話です。
奥尻町の病院や介護施設の職員は本当に身を削って献身的に働いています。
緊急時にはドクターヘリも飛行機も稼働しています。
でも緊急とは言えない病に関してはフェリーに頼るしかないんですよね。
これに労苦を強いるようではいけません。
フェリーで働いている乗船員たちも一生懸命勤務しています。
でも今のままだったら奥尻島に未来はありません。



