鹿児島の照国神社で開催された、六月灯というお祭りに行ってきました。
最近では見ないくらい活気がありました。
この近辺で人ごみを目撃したのは久しぶりです。
適当に見回っていると、
すごい行列ができているかき氷屋さんを発見。
調査してみると、他のかき氷屋さんは、
200円~400円くらいの売価に比べ、
このお店は200円+オプション1(大盛)+オプション2(ミルク)
※オプション1とオプション2は無料
まぁ、お得感で言えばダントツですね。
祭りと言っても、やはり原価計算しちゃいます。
ほとんど趣味ですね。
働いている人は男性2名に女性3名。
うち一人は、最後尾はココ!みたいな係り。
業務用のかき氷シロップは1パック600円程度。
1本で35~50杯作れるので、1杯12円~17円。
カップが6円~8円程度。
スプーンストローが約1円。
氷が50杯で約1500円程度。
原価は約55円くらいっぽいですね。
これにミルクを足すと
1杯19円~28円くらいUP。
200円販売時の商品粗利益は120円くらいですね。
原価率が60%。
この業種にしては、ちょっと高めでしょうか。
300円で販売できれば、原価は27%くらいまで押さえることができます。
祭りのコアタイムを18時~21時の3時間だと考え、
30秒に1個売れたと仮定します。
そうすると、360個売れるので、72000円の売上になります。
手元に残るのは43200円。
ここから経費を差し引くと利益が出ます。
自分以外の4名が時給1000円の臨時のパートさんだと考え、
準備や後片付けを含めて5時間働いてもらうと仮定すると、
人件費が20000円。
お店の出展料は2000~3000円くらいでしょう。
かき氷機やテント、のぼり、その他の什器を
レンタルしたとして、親分にはいくら残るかなぁ・・・。
駐車場代とガソリン代とか実際にやってみないと
わからない経費も出てきますよね!
デフレの時代、利益確保が難しいですが、
より多くのお客様に支持されてこそ、
商売は成り立つのだと思います。
どのようなプライス設定が利益の最大値を示すのかは、
どんな業種でも一番難しい課題ですね!
