お祭りで売れてたお店 | 鹿児島で旗揚げした社長の日記

鹿児島で旗揚げした社長の日記

結果的に成功物語になっていればいいなぁと思います。

鹿児島の照国神社で開催された、六月灯というお祭りに行ってきました。


最近では見ないくらい活気がありました。


この近辺で人ごみを目撃したのは久しぶりです。



鹿児島で旗揚げした社長の日記-照国_20100715


適当に見回っていると、

すごい行列ができているかき氷屋さんを発見。



調査してみると、他のかき氷屋さんは、


200円~400円くらいの売価に比べ、


このお店は200円+オプション1(大盛)+オプション2(ミルク)


※オプション1とオプション2は無料



まぁ、お得感で言えばダントツですね。



祭りと言っても、やはり原価計算しちゃいます。

ほとんど趣味ですね。



働いている人は男性2名に女性3名。

うち一人は、最後尾はココ!みたいな係り。




業務用のかき氷シロップは1パック600円程度。


1本で35~50杯作れるので、1杯12円~17円。


カップが6円~8円程度。


スプーンストローが約1円。


氷が50杯で約1500円程度。


原価は約55円くらいっぽいですね。


これにミルクを足すと

1杯19円~28円くらいUP。


200円販売時の商品粗利益は120円くらいですね。


原価率が60%。


この業種にしては、ちょっと高めでしょうか。


300円で販売できれば、原価は27%くらいまで押さえることができます。


祭りのコアタイムを18時~21時の3時間だと考え、

30秒に1個売れたと仮定します。


そうすると、360個売れるので、72000円の売上になります。


手元に残るのは43200円。



ここから経費を差し引くと利益が出ます。



自分以外の4名が時給1000円の臨時のパートさんだと考え、

準備や後片付けを含めて5時間働いてもらうと仮定すると、


人件費が20000円。


お店の出展料は2000~3000円くらいでしょう。


かき氷機やテント、のぼり、その他の什器を

レンタルしたとして、親分にはいくら残るかなぁ・・・。


駐車場代とガソリン代とか実際にやってみないと

わからない経費も出てきますよね!



デフレの時代、利益確保が難しいですが、

より多くのお客様に支持されてこそ、

商売は成り立つのだと思います。



どのようなプライス設定が利益の最大値を示すのかは、

どんな業種でも一番難しい課題ですね!