なぜ、ベルマーク財団は被災校のバス代支援をしているのか? | とめちゃいけない。東北の子どもたちへの支援。ウェブベルマーク!

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ベルマークが被災地の学校へ支援する内容は、一輪車や黒板消しクリーナーなどの備品に限られていると思っていませんか。実は、ちがいます。現地のニーズに合わせ、きめ細かい支援を実施しています。その中の一つ、子どもたちの移動バス代支援についてご紹介します。


ベルマークの支援方法(支援先の選択と支援内容)

ベルマーク財団は、1960年に始まった、日本固有の社会貢献運動です。50年以上に渡り、学校ごとに設けられたベルマーク預金を管理しているため、日本中の小中学校と一校ずつ、直接つながっています。この、直接つながっていることが、今回の震災で役に立ちました。

被災校のニーズを上から吸い上げるのではなく、下からの情報を取りまとめる事ができたのです。具体的には、各県ごとに校長先生が組織している校長会というものがあります。校長会と直接話すことで、各県の一つひとつの小中学校の復興の状況を把握することができます。そして、どの学校に何が足らないのか、どのような設備が必要なのか。そういった情報を集め、取りまとめていきました。


岩手県の取り組み事例

東北とひとくくりにとらえていますが、実は、沿岸部と内陸部では、気候が大きく異なり、産業構造や住民意識など、震災前から大きな差がありました。震災発生後も、内陸と沿岸部ではその被害の大きさが全く異なり、地域の差がより大きく顕在化しました。

「東京だけじゃないですよ、実は、ここ盛岡ですら、震災風化が激しいんです」

岩手県校長会

 ▲ 岩手県中学校長会 会長小岩先生(盛岡市立下橋中学校)と

岩手県の校長会におじゃました時に伺った話です。内陸にある盛岡市は、沿岸部に比べると被害は軽微に収まったそうです。東北新幹線で東京に行けるのに比べ、内陸部への移動手段は主にクルマです。人の行き来や情報も東京などの都市部とのやりとりが圧倒的に多いとのこと。結果として、同じ岩手県にある都市でも、震災の風化が進んでいるというのです。

その状況をよしとするわけには行きません、岩手県の小中学校ではいま【横軸連携】を推進しています。内陸と沿岸部の学校でペアを作り、さまざまな行事を合同で取り組む。具体的には、運動会や合唱コンクール、野球や陸上など運動部の試合等です。子ども同士が交流する機会を増やすことで「今、自分にできることは何か」子どもたちに考えてもらうきっかけづくりとして、各々の学校ごとに取り組んでいます。


子ども同士の交流には、移動のためのバス代が不可欠

横軸連携といっても、遠く離れた学校同士が行事に合同で取り組むためには、何よりもまず、移動手段を確保する必要があります。バス代です。通学バスの運営費用については、国や県、地方自治体がサポートできています。しかし、横軸連携のように自治体をまたぐ移動バス代については、予算化されておらず、手当をしにくいことが、ベルマーク財団の校長会へのヒアリングでわかってきました。

そこで、ベルマーク財団は支援に乗り出しました。2013年度の実績では、岩手県、宮城県のほぼすべての中学校、福島県の中学校の一部が、バス代支援となりました。2014年度には、小学校に対しても、希望する学校にはバス代として支援する計画です。

生徒数によって、その回数は異なってきますが、たとえばバス代が1日5万円だとすると、30万円の支援で計6回の横軸連携活動ができることになります。(*もちろん生徒数によって、必要なバスの台数が異なるので、この計算があてはまらないこともあります)

横軸連携を継続、拡大することができれば、沿岸部と内陸の子どもたちが頻繁に交流することができます。震災の風化を防ぐことができ、その中から東北の未来を担う人材が生まれることにつながっていくのではないでしょうか。


支援をつづけよう

皆さんがウェブベルマークで生み出した支援金は、上記のようなバス代など、被災校が必要な支援を実現するために使用されます。ぜひ、自宅でできるボランティア、ウェブベルマークで支援を続けてみませんか。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ウェブベルマーク協会 事務局
webbellmark.jp



参考

ベルマークで、被災校支援