例えば「このメニューの配列の根拠は?」と聞かれて、


あなたは明確な根拠を回答できますか?


あるいは、「このデザインは?、この色は?」と聞かれたらどうですか?


完成したWebサイトは、導き出したWebマーケティングの『解』を体現していなければなりません。


すなわち、ユーザーがブラウザを通じて体感する全てのことに対して、


マーケティング上の理由が存在すべきなのです。


なぜなら、Webサイトには目的がありターゲットがいて、


ターゲットに目的を達成してもらうためのツールとして「こうあるべき!」


を積み上げたものだからです。


マーケティングは、ターゲットに対して100%の目的達成を実現するための半永久的な活動であり、


トライアンドエラーの繰り返しです。


その際、どこまでの範囲をどのように改善すべきかを判断するには、


仮説に対する検証結果と、それを踏まえた新たな仮説が必要です。


しかし、もともと根拠(つまり仮説)がなければ、


それは単なる結果であり、どこまでの範囲を改善すべきなのか?

(企画なのか、設計なのか、デザインなのか・・・)


を、判断する材料とはならないのです。


従って、どんなデザイン、配置、言葉一つであっても、


そこにはマーケティング上の理由が存在すべきなのです。


・・・はぁ~、大変だよこれは。ホントに。


自分で書いてて嫌なっちゃいますが、こうあるベキなのです。

前のブログで、Webマーケティングの『解』を体現するWebサイト作りには、


以下の2点がポイントだと書きました。


1点目)具現化するための作業フロー(作業工程)が確立されていること
2点目)常にターゲットニーズに立ち返る首尾一貫したディレクション


それぞれについて、解説していきたいと思います。



◆具現化するための作業フロー(作業工程)が確立されていること


ポイント1)

表現一つ一つに対して何を根拠としているのか、体系化されていること。


一概にこうでなければいけない!とは言えません。


ただ、体系化されていることがとても重要だと考えます。


言葉づかい、色、配置、メニュー、それぞれが「なぜなら」を語れる状況。


例えるなら、注文住宅と同じです。


間取りはもちろん、床材、壁紙、照明、ドアノブの色まで


ありとあらゆる仕様をすべて施主が決定していきます。


決定できない箇所があれば、事前に説明を受けて承諾するわけです。


そうでもしなければ一生に一度の買い物・・・クレームの嵐になること間違いなしです。


これは、Webサイトでも同じ。


すべてに根拠があり、そのすべてにクライアントが承諾していなければ成立しないのです。


ですから、目に見えて体系化されていることが重要です。


ポイント2)

提案~完成まで同じプロデューサーが完結すること


できあがってみたら・・・と、後で後悔するケースの


№1といってもいいでしょう。


私の経験上、提案までのプロデューサーと、


実制作に係るプロデューサーが違う場合は、


提案時の理論を体現されません。


理由は簡単です。


提案書に書かれている内容は、作成者本人の頭の中にある


数%ほどしか詰め込まれていません。


ですから、引き継いだ相手がどんなに優秀であろうと、


100%シンクロすることは不可能です。

(もちろん、引き継ぐことで吉となるケースもあると思いますが・・・)


ですから、プロデューサーは提案~完成まで同じ人間であるべきなのです。



3)スケジュールは詳細に。


これも、私の経験上ですが、


プロジェクト開始前、あるいは開始後なるべく早い段階で


かなり詳細なスケジュールが出ていなければ、


そのプロジェクトは遅延します。


スケジュールに限った話ではありませんが、


つまり管理がずさんなプロジェクトはいろんな意味で失敗するのです。


何を隠そう、私も以前はずさんでしたから確信があるのです!!


(ホント、自慢できるぐらい迷惑ちゃっいました・・・)


Webサイトの制作は、実はかなりやることが多く、


かなり細かい工程まで想定してもなお、モレがある世界です。


このことを経験的に知っている人・会社ほど、スケジュールをはじめとした


管理系のドキュメントはしっかりしていますし、しっかりと運用もします。


そこまでしても尚、問題は起こることを知っているからです。


◎絶対必要なドキュメント・・・

1.スケジュール⇒最低でもページごと×工程ごとのスケジュールが必要

2.課題管理⇒クライアントと共有するQAです。問題、課題、要望をすべてオープンにし、

その一つ一つを誰がいつまでに結論を出すかを記します。

3.素材管理⇒主にクライアントからの支給物を一元管理。あとあと素材がなくなったらエライことです!


他にもまだまだありますが、これらを徹底的に細かく運用することで


かなりの問題を解決できるはずです。

でも結局は、かかわる人間の危機感と責任感ですね。


◆常にターゲットニーズに立ち返る首尾一貫したディレクション


ポイント1)ターゲットユーザーのニーズが何よりも大事


「Webサイトを制作するときに最も大事なことは何ですか?」と


聞いたときに、「常にターゲットのニーズに立ち返ること」と応えられれば、


首尾一貫したディレクションを行ってくれる可能性は大です。


逆に、アーデモナイコーデモナイ・・・となった場合は、


その場、その場で意見が変わる可能性大です。



ディレクションはただでさえ俗人的な世界です。


ですから、自分自身のポリシーは何なのか?


特に下請けの制作会社に勤めている方などは、


ターゲットユーザー、クライアント、代理店・・・


優先順位はどうあるべきなのか?


自問自答することも重要かもしれません。



ポイント2)

上位概念を整理し、共有する


ポイント1)の具体策でもありますが、


目的は何で、ターゲットは誰で、ゆえにこうすべき・・・と、


常に目的達成に向けた判断が行える環境・・・


常に立ちかえれる“軸”を用意することがとても重要です。


◎整理すること

・プロジェクトの目的

・現状把握

・ターゲティング

・目的達成に向けたミッションの整理

・ミッション実行に際しての課題の抽出

・ミッション実行と課題解決のアクションプランを策定


以上です。


箇条書きにしてしまうと簡単に見えますが、


これだけの作業で早くても(アタシの場合)マル一日はかかると思います。

・・・ちょっと足らないかな。。


逆に、ここまで出来てしまえば、企画書あるいは要件書の7割は終了です。


プロジェクト完了までのあらゆる場面において、大小さまざまな判断を行いますが、


そのすべてをこの“軸”に立ち返って判断をすれば、


クライアントとの認識の相違なくスピーディーに判断が可能です。


仮に、妥協しなければならない場面があったとしても、


スケジュール、コスト、技術的問題・・・


「本来はこうあるべきだが、●●の事情により結果こうなった」


と、後々モヤモヤしません。


要するに一本筋の通ったWebサイトができるわけです。


以上、Webマーケティングの『解』を体現するWebサイト作りの解説でした。


それでは。


ご意見お待ちしています。