グッド!日本の陸上男子短距離界に9秒台時代の幕が開けるブレークスルーの兆しなのか。日本代表の伊東浩司男子短距離部長が富士通時代に10秒00の日本記録を出してから15年間越えられずにいた10秒の壁が一気に瓦解(がかい)するのでは――。  そんな予感さえ漂う衝撃が、4月29日に広島市で行われた織田記念大会(エディオンスタジアム広島)の男子100メートル予選で走った。洛南高3年生である17歳の桐生祥秀がたたき出したのは日本記録にわずか100分の1秒差と迫る日本歴代2位の10秒01。(高野祐太)目