「老後のマネーが足りそうもないことはよくわかりました」
で、いったいどうすればいいのでしょう?
実は、それを考えるにあたってとても重要なことがあります。現状を知ることです。すでにあなたには老後のマネーとして用意されている金額があります。もらえる条件が厳しくなったとはいえ、将来もらえると約束されているマネー ―― そう、年金です。老後のマネープランは年金を抜きにしては考えられません。従って、老後のマネープランを考える際は、「自分には、どんな年金が、いつから、いくらもらえるのか?」を把握しておく必要があるわけです。これまではそれを知ろうとするのは非常に厄介なことでした。役所(現年金事務所)に出向いて担当者に聞くか、社労士やFPなどの専門家に相談するしか手立てがなかったからです。
でも今は違います。「自分には、どんな年金が、いつから、いくらもらえるのか?」を誰でも容易に把握できるのです。ただし、それにはひとつ条件があります。「ねんきん定期便」を読み解けること。これが条件です。「ねんきん定期便」を読み解けるようになると、これまでの漠然として“見えなかった不安”が“見える希望”へと変わっていきます。やるべきことのゴールが見えてくるからです。
実は、この1枚のハガキで「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」「傷病手当金」を“あなたの場合はいくらもらえるのか?”が分かってしまいます。ただし、ここに書いてあるのはあくまで現時点で収めている保険料に対する年金額です。実際は今後も保険料を払っていくので、年金額は増えていきます。つまり、ここに書いてある数字は“本来の年金額より少ない”ということです。では、「本当はいったいいくらもらえるのか?」ということですが、それは実際に計算してみることでわかります。
詳しくは、