おはようございます。
前に、"think of"と"think about"の違いは知っておいた方がいいと書いたことがたります。どちらも「~について考える」という慣用句です。
義務教育~高校での英語の授業で習うことが多く、「同じ意味」として覚えている方も多いのではないでしょうか?
私たち日本人にとってみれば、大した違いがあるようには思えない慣用句ですが、実はそれぞれニュアンスに違いがあります。
そのため使う場面を間違えるととんでもない誤解を招くことになりかねないのです。
特に注意が必要なのは、"think of"です。
"think of"には、「あなたの内面やあなた自身の体を思っている」という意味合いがあり、恋人だけに使うような親密な表現であることがとても強いのです。
このような表現を日本での社会でしてしまうとどうでしょうか?間違いなく「セクハラだ」と訴えられますよね。
海外でも同じく、会社で部下に"I was thinking of you."なんて言ってしまったら、セクハラで訴えらる事間違いなしといったところでしょう。運良く表現のミスだと弁解は出来たとしても、問題になることは確実です。
一方で、"think about"にはもう少し距離を置いたニュアンスが含まれています。
"think about"であれば誰に対しても使うことが出来る表現なので、特別親しい仲でない限りは、"think about"を使っておいたほうが無難かもしれません。
では、"think of"とは全く使う場面がないかと言うとそうではありません。
比較しながら説明をしていきます。
まず"about"とは、日本語でも「大まかに」という表現の際に「アバウト」とよく言うように、「大雑把な、いい加減な」という意味ですよね。
なので"think about・・・"とは、一つの物事だけを考え込んでいる訳ではありません。単純に「・・・について考える」という和訳より、「・・・についてあれこれと考える」「思いを巡らす」という和訳の方がしっくりくるでしょう。
あることに対する意見を求めるときや、買い物の決断する時に商品そのもののことだけでなく、値段やどのように使うかなど商品に関連することを考えます。自分自身以外の物事に対してあれこれ考えを巡らす時には"think about"が最適なのです。
好きな人が頭から離れず色々な妄想してしまうときも「think about」が使えます。
それに対して"think of"は、ある物事のみを考えるという表現になります。
"about"と違い"of"の後に続く物事を、漠然を周辺のことに思いを馳せるのではなく、ただ一直線に考えるので他人そのものに対して使うことには危険な言葉だということです。
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最新記事は人生に前向きになれるかも?今年の抱負にしたい英語の言葉Part2(2020年1月8日)
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