おはようございます。


お盆を過ぎてから、日本列島は梅雨のような大雨に見舞われ、台風も立て続けに到来しています。
まだまだ夏の暑さは残っていますが、旧暦では秋の季節です。


秋の夜空はギリシャ神話の舞台として有名です。例えばペガスス座の大四辺形と言えば秋の天体観測の名物ですよね。
ちなみに、ペガススの大四辺形は英語だと"Great Square of Pegasus"です。
日本では「秋の四角形」と呼ばれることとありますが、英語での翻訳は"Great Square of Pegasus"のみです。
ペガスス座の大四辺形とは、ペガスス座のマルカブ、シェアト、アルゲニブ、アンドロメダ座のアルフェラッツの4つの星から成る四角形のことを言います。

 

※出典:アストロアーツ

「秋の四辺形」を見つけることで秋の星座も見つけることが出来ます。
各季節には星座を探す手がかりとなる「大三角」があります。「大三角」を形作っている星のほとんどが1等星からなっていますが「秋の四辺形」は2等星と3等星の星で形作られています。
暗くて見つけにくいのではないかと思われるかもしれませんが、秋の夜空には明るい星が少ないのです。さらにこの四辺形の中には明るい星がありません。
そのため、ギリシア神話ではこの四辺形を、神が地上を覗く窓に、四辺形の中にある星は神の目と考えたようです。

この秋の大四辺形に大きく関係しているギリシャ神話の話が古代エチオピア王家の神話です。
古代エチオピア王国には王であるケフェウスと王妃カシオペヤ、一人娘のアンドロメダ姫暮らしていました。
しかしカシオペヤが娘の美しさを自慢してポセイドンの孫娘、海の精ネレイドよりも美しいと発言してしまうことで、海の神ポセイドンの怒りを買ってしまうのです。
ポセイドンは思い上がった人々を懲らしめようとエチオピアの海岸に連日、化けくじら(後のくじら座)を送り津波を起こしては人々に襲い掛かりました。
どうすればポセイドンの怒りを沈めることができるかケフェウスが神に尋ねたところ「アンドロメダを生贄に捧げよ」との告げられます。仕方なく、アンドロメダを海岸の岩場に鎖で縛り付け、化けくじらがアンドロメダ姫を襲おうとした時、ペガススに乗った英雄ペルセウスが現れ、救いだします。
その後アンドロメダとペルセウスは結婚して幸せに過ごしました。

ちなみにエチオピアとは、アフリカ最古の独立国および現存する世界最古の独立国の一つです。
昔はアフリカのことをエチオピアと言うこともあったようです。

 

 

夜空に浮かぶ星座から外国語を学ぶのも面白いかもしれませんね。何を学ぶにしても興味があることから入れば外国語の成長も早くなります。どうしても分からない文章などがあれば、Webで翻訳をご利用頂ければ翻訳を致します。

 

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