おはようございます。


前回"Maybe"についてご紹介してきました。
自分ではコントロール出来ないものに対して"Maybe"を使いますが、それでは「多分」とは他にどのような単語があるのでしょうか。
前回に続き「○○行く?」という質問に対して「多分行くよ~」と言いたいとします。
そう伝えたいのであれば、どれくらいの確率で行けるのかに応じて単語を使い分ける必要があります。

90%くらいの確率で行くのであれば
"I’m almost sure I will go to the party."
"probably"とは一番発生する確率が高く、
80~90%ほど起こりうる場合によく使われています。
確信は持てなくて、約束はできないけれど
「ほぼ間違いなく起こる」といった感じです。

70%くらいの確率なら
"I’ll probably go to the party."
"probably"と確信の度合いが近い表現として、"apparently"や"presumably"があります。

 



"apparently"は、「見たところ~らしい」「どうも~らしい」は、本で読んだり人から聞いたりするなどして、その事実が真実であるといる根拠を持っている場合に用いられます。

"presumably"は「思うに」「たぶん」は、より "probably"と似たような意味ですが、"presumably"は「自分が知る事実に基づく推測である」のに対して、"probably"は確率や過去の経験などに基づく推測という違いがあります。

50%くらいの確率なら
"I might go to the party."
その他、"perhaps"という単語もありますが、これは"Maybe"と同義語として考えられています。可能性の大小は問題にしておらず、可能性はあるが確実性はない単語です。

その他を挙げておきます。
"most likely"
「きっと、大概」
「ほとんどの場合起こりうる」
「起こりうる可能性がとても高い」
というような、確信の度合いが高くこちらも90%くらいの可能性として考えていいでしょう。

"likely"
「たぶん」「おそらく」の意味です。
maybeやperhapsに比べると
少し高い確率で起こりうる、と考える時に使う表現ですが、基本的にはlikely単独で使うのは
否定文のみです。

"possibly"
「ありうる」くらいの、
とても確率が低いニュアンスで使われる表現で、半分諦めが含まれている単語です。

"impossible"
「たぶん」ではありませんが、
「不可能」「起こり得ない」といった可能性に
関連する表現としです。

"definitely"
「絶対に」「間違いなく」
というニュアンスが含まれています。

可能性に関する表現を
確率が高い順番に表わすと以下のようになります。

"She will most likely participate in the meeting."
「彼女はその会議に恐らく参加するでしょう。」
"She most likely won’t participate in the meeting."
「彼女は恐らくその会議に参加しないでしょう。」
否定文の場合は、否定語の前に「たぶん」の単語をおきます。

また"would be"や"could be"を使って表現することも出来ます。
ビジネスの場や丁寧に話したい時などにはこのような方法がいいかもしれません。

"It would be the best plan."
「それが一番いいプランでしょう。」

必ずしも「多分」という単語でなければならないということはないかと思います。
「多分」に縛られず、他の言い回しで表現することでより相手には分かりやすい場合もあるし失礼がないかもしれません。
可能性や状況に応じて単語選びが出来るようになりましょう。

 

 

他の言い回しをするにしても相手に分かり易くなければ意味がありません。状況によってどんな言葉や単語を使うかは経験に寄るものが多くあります。友人などが相手の場合は、多少分かりにくくても笑って教えてくれますが、仕事相手などの場合は、きちんとしたものを書く必要があります。経験が豊富で、状況によって言葉を使い分けられる翻訳家がWebで翻訳にはたくさんいます。仕事が出来る人の多くは、他力を上手に使います。他力本願では困りますが、自分で出来ることも他人に任せることで効率化が図れます。

 

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