おはようございます。


"Me too"または"You too"の説明を先日しました。
「わたしもよ」という言い回しでよく使うかと思います。しかし、これは基本的に肯定文で話しかけてきた際に同意する返答として多く使われます。
例えば"I like it very much.""Me, too."
では、"I don't like it."のような否定文を投げかけられた場合には"Me too"では通用しません。
このような場合に「わたしもよ」と言いたいのであれば"Me neither."と返すのが正しい返答です。

それに対し、"same here"は肯定文にも否定文にも使うことができます。
ニュアンス的には、「自分も同じ状況だ」「同感」「そう思う」など、日本でいう「同じく」という感覚で相槌のように使います。レストランなどでも「自分も同じものをください」という意味で活用することができます。

この表現は、一般的には口語限定の表現で砕けた感じのカジュアルな言い回しです。
"Here"すらも省き、"Same"だけで表現しても通用します。
しかし、日本だと「同じく」と一言だけで返答すると会話が止まってしまいますよね。「同じく!~だよね」などと意見や積極的な返答をオススメします。



そして"Me too"も"same here"もかなりカジュアルな表現です。
これらの同意の他に"So do I."と"Neither do I."という表現もあります。
これらの同意の表現はこれまでに紹介した"Me too"や"same here"よりもより丁寧な言い方になります。
どんなに親しい間柄であっても真面目は話をしている場合や仕事中の場合などでは"So(neither) do I."で返答することをオススメします。

"So do I."は肯定文の同意に、"Neither do I."は否定文の同意に使います。

ちなみに、これらは同意する単語が一般動詞であれば"do"を使います。
例えば"I like it very much.""So do I."
では、"I am very tired."という場合には"So am I."のように、be動詞を用いた表現をします。

否定文に同意する際にはそれらに同様で、"So"の代わりに"Neither"入れるだけです。

ちなみに"neither"は本来"not either"と同義で「どちらも~ない」の意味になります。
"either"は2つのものの中から1つを選び出して「どちらか、どちらでも」の意味を表します。"either"も"neither"も一般的に単数として扱われ、またそれぞれ代名詞のほかに形容詞・副詞としても用いられるのです。

 

 

日本語でも外国語でもひとつの意味でたくさんの言い回し、使い方があります。それはお互いの関係性や状況でその時その時で適切な言葉があります。翻訳でももちろん適切な言葉を使う必要があります。Webで翻訳の翻訳家は翻訳前にお客様にどのような用途でどのような関係性なのか確認することがあります。ただ、それはどこの翻訳会社でもやっているということではありませんので、翻訳を依頼する際には事前に自分から用途や関係性などを伝えることが必要です。

 

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