こんばんは


サンタクロースと言えば、真っ赤な生地に白いポンポンや洋服の裾や縁にふわふわしたものがあしらわれた衣装に、真っ白な髭に少しボテっとしたお腹のおじいさんが想像されがちですよね。


実は皆さんが知っている「サンタクロース」は本当の姿ではないのです。

そもそもサンタクロースの本当の名前は「聖ニコラウス」といいます。

なぜ現在の「サンタクロース」に定着してしまったのかと言うと、「聖ニコラウス」(セントニコラウス)をオランダ語で言うと「シンタクラース」といいます。

シンタクラースが訛りになまって「サンタクロース」となったのです。

日本では、「サンタクロース」「サンタさん」
と呼ぶことが一般的ですが、世界では様々な呼ばれ方があります。
例えば、イギリス、ニュージーランドでは
"Father Christmas"という呼称が伝統的に伝われています。

アメリカでは、たくさんの呼称が存在します。
日本と同じく、サンタ(Santa)、サンタクロース(Santa Claus)、それから本来の名称である聖ニコラウス(Saint Nicholas)以外に、
"Saint Nick"
"Old Saint Nick"
"Jolly Old Saint Nick"
"Kris Kringle"
などもあります。

オーストラリアではサンタクロースと呼ばれることもありますが、元々イギリスの植民地であったということもあり、基本的には"Father Christmas"が主流のようです。

その他、スウェーデンでは「ユールトムテ」
本場フィンランドでは「ヨウルプッキ」
ノルウェー、デンマークでは「ユーレニッセ」
デンマークでは「ユールマン」
ドイツでは「クリストキント」

ちなみに本場フィンランドの「ヨウルプッキ」とは、神話や妖精伝説の中で恐れられる存在だったのですが、現代ではサンタクロースと同化したとされています。

そしてサンタクロースのあの容姿についてですが、きっかけは1943年にコカ・コーラ社が作った広告用看板だったのです。
そのイメージが定着するまではと言うと、サンタクロースは色んな色の服を着ていました。
青や紫、緑、白、もちろん赤もいましたが、西洋を思わすような花柄の貴族のような格好のサンタクロースもいました。
さらに言うと、あのボテっとしたお腹のおじいさんではなく、スラッとしたおじさんやちょっと貧相に見えるおじさん、反対に貴族のようなおじ様など、たくさんいました。

しかし、世界には優しいサンタクロースだけではありません!
ドイツでは「聖ニコラウス」に同伴者がついています。
「クネヒト・ループレヒト」という人物で通称「黒いサンタクロース」です。
ドイツでは悪い子を捕まえに来る「黒いサンタクロース」も存在します。
サンタクロースとトナカイのすぐ後ろをひっそりと着いて来ると言われています。
なんとプレゼントではなく石炭を渡されるというので子供たちからは恐怖の存在なのです。

反抗期のお子様やワンパクなお子様にちょっと試してみると素直ないい子になってくれるかも・・・?

 

サンタさんへのお願いはオランダ語で書くほうが伝わるかもしれませんね。

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