本当はだれ?神護寺の頼朝像が「どうも別人を描いたものらしい」ということは、1980年代後半からささやかれていました。 それまで頼朝像は、歌人であり画家でもあった藤原隆信が鎌倉時代初期の12世紀末までに描いたと伝わっていましたが、主に美術史の視点から、隆信が没した年よりも後の13世紀に完成した作品ではないかという疑念が噴出していました。 そのため、学校教科書からはほぼ消え、代わりに甲斐善光寺所蔵の木造の頼朝坐像を掲載しています。