物事は、原因が先あって、結果が後になるという常識があります。これを「因果律」と呼んでいます。
しかし、物理学(相対論)からは、離れた2点間で原因と結果が起こり、その時間差が2点間を光が伝わる時間より短いと問題が起こってしまいます。
つまり、超光速の粒子(タキオンと呼んでいます)などで光速度を超えて通信し、超光速の因果関係で考えていくと、方法によっては因果律が時間的に逆転(原因より先に結果が起こせる)する事になります。そうです、タイムマシンです。
因果律というものには物理学的裏付けはありません。あくまで人類が昔からの経験によって知った経験則です。しかし、因果律がひっくり返ったとしても、現実と違って物理学自体は何も問題ありません(物理学のほとんどの数式は時間を逆転させても何ら問題がありませんので)。
しかし、矛盾は起こってしまいます。結果を知って、原因を取り除くことができてしまうと、今度は原因がなくなったので結果は起こりません。そして、結果がないから原因を取り除くことはできず、原因が取り除かれないので、やっぱり結果が起こる事になります。正に矛盾!
でも、そういうことはないだろう、と多くの物理学者は(証明はできないけど)予想しています。こういう観点からみても、超光速というものがないという見方をする物理学者が多くいます。
特殊相対論に矛盾しないように、タキオンという”超光速粒子”の存在があり得る(あくまで”あり得る”ですが)ということも分かりました。タキオンというものは、超光速ですが決して光速度以下にはなれないという、いわば普通の物質と対称的なものです(超光速のニュートリノの実験については記憶に新しいと思います)。
原因より先に結果が分かる・・・そうなったら、人生つまらなくなるかもしれませんね。”可能性”というものがなくなってしまいますから・・・