もし地球人が目撃しているUFO(未確認飛行物体)が宇宙人の乗り物だとしたら、UFOに乗って地球に来られる範囲に地球人よりも進んだ文明を持つ宇宙人が生息する星があることになります(地球人はまだ月までしか行っていないですからね(月に行った事も本当なのかな?))。
では地球外知的生命体についてちょっと考えてみます。1959年の科学者たちの議論で有名なドレイク方程式が発表されました。この方程式では、今私たちと連絡を取ろうとしている地球外文明の数が示されています。
N=R×P×E×L×I×T
R:銀河の歴史を通じて星(恒星)が誕生する平均速度
P:惑星系をもつ星の割合
E:1つの惑星系あたりの生命をもつ可能性のある惑星の数
L:生命が実際に誕生する割合
I:さらに知性が発達する可能性
T:文明社会の平均寿命
科学者たちのとりあえずの結論はN=1~8万個ということでした(アバウトですねぇ(笑))。最も悲観的な科学者は「1個よりもずっと小さい」という結論でしたが、少なくとも地球だけはある事は解っているので(笑)、最小値は「1個」となります。
次に地球外生命体を実際に発見しようとする試みが始まりました。1950年までには太陽の上に生命はないと解っていましたので、火星や金星、木星、土星などの比較的大きな衛星の上の生命の可能性を探りました。しかし、その後の太陽系の探査によって、そのような希望はなくなってきました。金星は灼熱地獄ですし、火星は冷たく水のない砂漠だと言う事が分ってきました。
タコのような火星人なんかも考えられてきましたが、今のところ太陽系のどこにも生命のいた証拠はありません。もっとも火星に原始的な生命体がかつて存在した可能性は否定できませんが・・・。
しかも、大気や水と生命についての関係が解ってきた結果、地球のような惑星は非常にマレだという事が解ってきました。地球は表面に液体の水があり、しかもそれが何十億年も維持され、生命の進化が起こりましたが、これって実はマレな事だったのです。
「N」の値を最大の「8万個」ということにして考えてみます。その8万個の星を約40兆立方光年の銀河系内に均等にばらまくと、隣同士の距離は約「800光年」になります。光の速さで800年かかる距離です。相対性理論が正しいとすると、物体は光の速さでは移動できないので、仮に光速の10分の1の宇宙船を作ったとしても片道8000年、往復では1万6000年かかります。たとえ生命体のいる星の数が100万個であっても大差はありません。これだけの年月をかけてまで地球にまで来るメリットってあるのでしょうか?
ちょっと見方を変えて「持続的生命可能ゾーン」とう概念について考えてみます。これは星の周りにある帯状の領域で、地球の様な惑星が存在できるところです。
持続的生命可能ゾーンを太陽系で考えてみると、地球の軌道より1%小さいところから5%大きいところまでの領域という事になります。もし地球がその領域より外にあったらずっと昔に凍りついており、内側であれば灼熱地獄になっていました。
太陽より小さい星の場合には持続的生命可能ゾーンは全くありません。逆に太陽より大きな星の場合は、そのゾーンは生命を進化させられるほど長い時間持続しません(大きな星ほど重力が大きくて核融合反応が早く進み寿命が短くなります)。
惑星の大きさも生命の発達に影響し、地球より大きければ火山活動が多く起こってしまい金星のようになりますし、小さいと大気を失って火星のようになります。
また、計算によれば地球くらいの大きさでも大きな月を持っていなければ回転軸がバタバタ揺れ動いてしまい、生命を拭い去ってしまうような何らかのプロセスが起こると考えてられています(地球と月って二連星と考える事ができますが、その重心は地球内部にあるので解りにくい感じです)。
それらの事から知的生物が存在する為には、
「大きな月を持ち」「適度な大きさの星から、適度な距離を回っている」「適度な大きさの惑星」
という条件を満たさないといけません。
こうして考えていくと、地球って本当に「奇跡の惑星」ですねぇ。やっぱり銀河系内には生命はいないのかなぁ。夢は持ちたいですけれど・・・。