スーパージェッターの面白いところは、「ただの人間」である事だと思います(ただし、タイムマシンで「未来の国からやってきた」(OPより)未来人でしたが)。
それまでのTV番組とは一線を画する何ともモダン(死語?(笑))な小道具をそろえたヒーローでしたねぇ。重力を遮断して浮遊できる反重力ベルト、30秒だけ時間を止めることのできるタイムストッパー(愛機・流星号との通信機を兼ねています)。タイムマシンというものをはっきり意識したのはこの作品が初めてですし、音速を表すマッハもそうです(反重力の意味、赤外線透視レンズなどは後になって知りましたが)。現在では何気なく使われている言葉ですが、当時この作品で本格的にSFマインドに目覚めた人も多かったのではないでしょうか。
また、流星号はタイムマシンでありながら地上を走行し、空を飛び、水中に潜ることもできる万能マシンで、電子頭脳(これまた死語?)でジェッターの声を聞き分け、乗り物というよりはロボットに近い感じでした(押しつぶされたりすると身をくねらせて脱出したり、キューキューという返事も実にかわいい)。マッハ15という飛行性能表示も新鮮な響き、というより、この作品で初めてマッハという言葉を憶えました(ほとんど再放送でですが(笑))。
スーパージェッターには、筒井康隆さんなど当時新進気鋭のSF作家たちが原案や脚本に携わっていました(ちなみに筒井康隆さんは、この作品の著作権化料で作家として独立できたらしいです)。
SF的小道具の豊富さと、当時としてはスマートな動画処理などによって、高品質のSFドラマが誕生しました。と言いたいところですが、先取りしすぎて当時の人たちの方がついていけなかったのか、高度なメカを駆使していながらもチンケな相手ばっかりだったような記憶があります。今このコンセプトで作れば面白そうなものができそうな気がしますね。って、もういっぱいできているか(笑)。