米ヤフーとグーグル、検索広告契約の提携を断念--司法省の法的措置などを懸念 | Web業界人必見@実践ウェブディレクター

米ヤフーとグーグル、検索広告契約の提携を断念--司法省の法的措置などを懸念

米ヤフーとグーグル、検索広告契約の提携を断念--司法省の法的措置などを懸念


 Googleは、米Yahooへ新たに大幅な収入の増加をもたらす可能性があったものの、独占禁止法違反に関する懸念をも引き起こした、Yahooとの検索広告提携を中止することを決定した。


 Googleの最高法務責任者(Chief Legal Officer:CLO)であるDavid Drummond氏は米国時間11月5日、公式ブログ で、「提携合意案に加えるべき、ありとあらゆる修正案の協議も含め、これまで4カ月に渡って、提携を慎重に検討してきたものの、両社の提携に関して、政府の規制当局や複数の広告主が、今後も懸念を抱き続けるであろうことが明確になった。この提携を推し進めることは、法廷闘争を長引かせるのみならず、われわれの重要なパートナーとの関係にまで悪影響を及ぼすことになる危険性が高い。


それはGoogleないしユーザーの長期的な利益に反するものとなるため、われわれは、この提携を断念することに決定した」との声明を発表している。(CNET)

http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20383144,00.htm


アメリカの話です。もともと検索広告の分野の提携においては、両者の関係も良好でうまくいくと思っていたのですが、独占禁止法違反に関する懸念で提携を断念とは、ちょっと特別な、事情によるものだなと思いました。

実際には、Google自身がおよび腰になって、争う前に戦いをやめたとなっています。


もし、景気の問題で片方の会社に急激な負債が発生した場合に、救済目的での企業合併みたいな話のときには、司法はどのような判断を下すのでしょうか?