かれこれ、もう5年以上になりますけど
ソニーさんが開発した自動運転カートの
MRコンテンツの制作スタッフとして仕事をいただいています。

MRはミックスド•リアリティ、つまり複合現実のことね^_^

先月、東京の上野公園でおこなわれた

「上野恩賜公園150周年総合文化祭」においてもサービス運行があり、
このイベント専用のMRコンテンツを作ったこともあって
17日から21日、立ち会いで東京に行ってきました。

おかげさまでスタート前に乗車予約はほぼ完売。
通りかかった人たちも
未来の自動運転カートに興味津々といった感じで
近寄ってきては車内をのぞいたりしていってくれました。

 







※SONYデザインチームによるスタッフTシャツ(^_^)

 

 



冒頭でもいったとおり
約5年間、このカートのコンテンツ作りをとおして
ソニーさんのチームと一緒に仕事をさせていただいていますが
その中で得られた最高の学びってのはそれこそ沢山あるのですが

その中でも目から鱗だったのは、このチームの未来の作り方だったと思うんです。

 

●1つの目標を定めて進むべき?

よく一般的に「自分が実現したい未来をてにしたいなら訪れる人生の分岐点で
『自分が得たい未来』に近づく選択をしろ」といわれます。
人生は選択の連続で、自分の選択が未来をつくるのだから
目標をしっかりと定めて、そこにたどり着けるよう選択していく、というものですよね。

目指す灯台をしっかりと見定めて、その灯台に向かって進み続ける。
そうすれば暗黒の海であろうとも着実に理想とする目的地にたどり着けるという考え。

この考え方自体はけっして間違ったものでもありませんし
私自身、そうして理想とするキャリアを築いてきたところもあります。

ただね、この5年間、見てきたこのチームの未来の作り方って
単純に目的決めて、そこにいかに行き着くために頑張るというような

単純なこととはかなり違っていたんですよね。

私が見てきた限りでも、この5年間で

大きな方向転換というか、新しいコンセプトへのシフトが最低でも3回、
いやもっと柔軟にその時々でチームリーダーは理想のゴールを設定していました。

ですから、最初、ひとつに見えていた目的地が
気づくと分岐して「このコースでのゴールはここ」、
そして「新しいコンセプトに基づくゴールはこっち」と分岐が増えていく。

こうして新しいコンセプトとその先のゴールがどんどん出来ていって

それぞれの成果が見えてくると、しだいに最初のコンセプトとゴールは、

ほとんど口にされないくらいになっていく。

これだけ聞くと、1本のしっかりした道を気分ではずれてしまう

軸がグラグラのブレブレな進み方って感じがするかも知れないけど
そういうことではないんですね。

最初の目的に向けて進んでいると、
そこから新しい可能性が生まれてきて
その可能性の中からより大きな成果が得られそうな方向にも進んでいく。
そして、それらを進める中で生まれてくる、またさらなる可能性が
当初の成果を上回るのなら、古い目標は捨てないまでも
どんどん新しい可能性と大きな成果に向かって進路を変えていく。
というようなすごく柔軟に新しい可能性を拾っていく感じなんです。

やっぱり大企業のやり方ってすごいな!って思っていたんですけど
そこで自分も同じようなステップアップをしていたことに気づきました。

 

●「なりたい自分」のさらにひとつ上の目標を設定する

もう何十年も前の話なんですけど
子供の頃から映画大好きな私は
映画監督になりたくて日本大学芸術学部って芸術系の大学にいかせてもらってたんですが

映画監督を目指していた中で
大学在学中のアルバイトも映画を見られるという理由で
古い映画を数本立てで上映する名画座とよばれる映画館に頼み込んで
映写技師のアルバイトをさせてもらっていました。

わずかでも映画監督になるための選択として

映画を数多く見られる学べる環境でアルバイトしようと思ったんですね。

ある日その映画館で、現役のCMディレクターの方が撮った映画の上映会があり
その上映会をとおして知り合ったそのCMディレクターさんに
CMの制作現場でアルバイトしてみないかと誘ってもらったんです。

同じ映像制作とはいえ、映画監督を目指していた私にとって
CMの世界はまったく違う選択肢であったわけなんですけど
新しい可能性に挑戦したい気持ちもあって夏休みだけ働いてみることにしたんです。
それがCM業界との最初の出会いでした。

その後、結局、そのCM会社に就職させてもらい
そこから30年間、広告というフィールドにどっぷりつかることになります。

映画監督になるという軸がぶれてCM業界に入ってしまったという
後ろめたさを感じた時期もあったんですが
その後、CMディレクターとして映画を撮り、テレビドラマに進出し

いまでは後輩の映像クリエーターに活躍の場を与えるプロデューサーという

仕事をさせてもらえるまでになって思うのは

「自分が作ったもので人に喜んでもらいたい」という大目標は変えずに
柔軟にその時の可能性を掴んできたおかげで、
結果的に映画も撮ることができ、その他の経験もいろいろできた

スタート当時は考えてもいなかった大きな成果を得られたのかなと思うんです。

もちろん、映画監督になるといって勉強してきて
ラーメン屋をはじめて、そこで出会った人と便利屋をはじめるみたいな
軸の変わり方だと、それまでに学んできたことが活かせないということもあるかもしれませんが
私の場合は、映像制作、しいてはコンテンツ制作という大枠の中での
分岐を広げてきたということで、それまでの経験を活かして
次のステップに上がっていけたんだと思います。

 

●変化が激しくめまぐるしい時代の中で

「ひとつの目標に対して寡黙に頑張り続けること」はもちろん素晴らしいことだと思いますが、
でも今のような変化が激しく早い時代において、
その仕事自体がAIにとって代わられて、

職種そのものがなくなってしまったなんてことも起こりかねませんよね。

人生は物語にみたてる成功法則において
あなたがこれから歩いて行く人生を、

あなたを主人公としたサクセスストーリーとして考える方法があります。

もしストーリーとして考えるのであれば

エンタテインメント的に考えても
「人類を救う旅に出た主人公が当初の目的の為に頑張って最後には成功する」というだけのお話しでは
きょうび若干、単調に受け取られてしまう気がするんですね。

「人類を救う旅にでて、頑張っていたんですが、当初、敵だと考えていたキャラクターは実は
同じ人類を救おうとしていた同士であったことが分かり、さらに、
人類を救おうと考えていたこと自体が、巨大な悪の陰謀に上手いように踊らされていただけだった。
旅の中で見えてきた本当の敵に対して仲間があつまり立ち向かいく、

結果、世界のみならず宇宙全体に安定と平和をとりもどすのであった。」

みたいな話の方がワクワク飽きずに見られそうじゃないですか?

いくら成功法則だからといって
自分の目標を決めて、その成功に向かって進んでいくだけという単純な行動では
もしかしたら得られる成果というのは大きなモノにはならないのかも知れません。

あなたの成功ストーリーも
より大きな結果を目指していくためには、臨機応変に分岐も選択肢ながら
柔軟に進んでいく必要があるんですね。

ここまで話すと、
「え?!そんな目標を途中で変えるなんて難しいし
結局、全部が中途半端になって何も実現できなくなってしまいそう!!」
という声が聞こえてきます。

 

そうですよね。すごくよく分かります。
たしかに、そういった不安って誰にでもありますよ。

で、


そこで、役立つのがストーリーの力で、物語思考だったりするんです。

 

●ストーリーがいま注目されるわけは「しなやかさ」

先ほどの例えのストーリーでも
敵だと思って相手が間違っていても、やってきたことが過ちだったとしても
そのたびに主人公が軌道修正していくことを要求してきます。

見ている観客がそんな主人公の変化していく行動をみながら

矛盾を感じずに引き続き応援し続けられるのは
大義として「人類を守りたい」という大きな目的があるからです。

この自分が当初理想と掲げた以上の大きな目標。

しかもそれは利己的ではなく、利他的なものであることが望ましい

そうした目標。

 

世界平和や人類愛のような大きなモノでなくても

たとえば、一番大切な人を笑顔にするというような

だれもが応援したくなる目標、それがとても重要なんですね。

私の場合は、「自分のつくったもので人を楽しませたい」だったかな。

天才マーケッターである神田昌典さんがフューチャーマッピングとして教えていたように

目的に誰かの笑顔を設定するというのが最適だと思います。

その大切な誰かの笑顔を、目的として設定して動かさない。
でも、そこへ向かう道のりは柔軟に変化させ、臨機応変に築き上げていく。


そのようにストーリーを描いていけばおそらく
旅立ちの時には考えもしなかったような、

心躍る冒険を経験することが出来るようになります。

いま、さかんに「物語」「ストーリー」の力を利用するメソッドが増えてきているのも
変化がはやく予測がしにくい時代の流れに対応できる「しなやかさ」が得らやすいからだと思うんです。

ストーリーの力、それが今どきの成功アイテムだと思いますよ。
ぜひ学んでみてください!

 

 

 

 

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