私が総合プロデュースしている人気番組「琉球トラウマナイト」の最新作が
4月25日のオンエアを目指して、いままさに制作中です!

先々週末は私が監督するドラマパートの撮影を行いました。
主演は全国区で活躍する女優の比嘉梨乃さん。
先日、SONYのコンテンツの撮影に出演していただいたご縁をきっかけに
今回、特別にドラマでも主演をしてもらいました。

 

 

 

 



今年でトラウマナイトもテレビとしては8年目。
自主制作映画の上映会の時代から数えたらもう10年目になります。

本当に5人のクリエーターが手弁当で怖い映画を作って
一緒に上映会をやろうと集まったところから、
いまでは視聴率20%を目指せる超人気番組にまで成長するとは
正直、私にもリアルには想像できはしませんでした。

リアルには想像できなかったのですが、10年前から私が言い続けたストーリー

『この琉球トラウマナイトというイベントは、いまでこそ自主映画の上映会だけど
毎年どんどんその存在を知ってくれる人が増えて、いつしか大きなプロジェクトになるよ。
テレビ版トラウマナイト、劇場映画のトラウマナイト、沖縄という枠と超えて
博多トラウマナイト、札幌トラウマナイト、仙台トラウマナイト、大阪トラウマナイトって
トラウマナイトのプロジェクトは広がっていってたくさんの人を笑顔にする。
そして台湾トラウマナイト、香港トラウマナイトって海外にも広がって、
その全国大会をまたふたたびこの沖縄でおこなうんだ。そういうのいいと思わない?』

って語り続けてきました。

現在、琉球トラウマナイトは
テレビ版の2つのシリーズに加え
ラジオ版特番トラウマナイト、
琉球新報での連動企画、
ラジオ番組「琉球トラウマナイトかんこどりのなく夜」、
沖縄県内5大学の公式参加による映像コンテスト「学生トラ」、
今年はリアルお化け屋敷化の企画も進んでいます。
そして、スタートの自主映画バージョンはDVD化されてレンタルされていましたが
この5月からAmazon Primeにて配信されることになったようです。

このように、さまざまなメディアに展開されていますが
最初から私が語ってきたストーリからしたら
まだまだ夢の途中。

でも、しつこくストーリーを語り続けることで
この先もまたどんどんと、時には思ってみない形で
プロジェクトが広がっていくのだと信じています。

ぜひ、今後も応援してくださいね!

で、今日はストーリーの話をしようと思います。
このように私はプロデューサーとして
ストーリーを作り語るプロフェッショナルだと自負しています。

そんな私が、私自身のビジネスでいままで何度も
このストーリーの力を使ってビジネスを成長させてきた経験をとおして、
起業家に必要なストーリーのスキルについてお話しします。

 

◆ビジネスにストーリーの力を活用する

個人起業家がビジネスを成功させるためには、
ストーリーの力を活用することはとても重要です。

ストーリーは、それを聞いた人たちが
共感し、覚えやすく、感情を呼び起こすため、
ビジネスにおいて非常に有効なツールになるんですね。

特にいまネットでの情報が溢れかえり、
広告はもちろんのこと、有益なコンテンツであっても
人の心をつかめなければ、時間を割いてみてみようと思ってもらえない
そんな時代になっていますね。

そのなかで人が本質的に無視できない
というよりむしろ求めてしまうのが
ストーリーなんです。

子供の頃、よく親に「お話して」とせがんだように
魅力的なストーリーを拒める人間はまずいないといっても過言ではない
それほど人はストーリーというものを本質的に求めてしまうのですね。

ですからビジネスにおいて戦略的に
ストーリーの力を使うことはとても有効な手段です

 

◆ストーリーを用いた戦略の立て方

ストーリーを用いた戦略の立て方を少し解説してみます。

●ビジョンをストーリーで表現する
ビジネスの成功のためには、ビジョンを明確にすることが必要です。
ビジョンは、あなたが目指す将来の姿を表現するもの。
ストーリーを用いることで、
ビジョンをより具体的に生き生きと表現することができます。
ストーリーを通じてあなたのビジョンに共感する人を
集めることができるようになるんです。

●ブランディングにストーリーを取り入れる
ビジネスのブランドを確立するために
ストーリーを用いることはとても重要です。
ストーリーを通じて、
あなたのビジネスがどのような価値観や理念を持っているのか、
どのようなメッセージを発信しているのかを伝えることができます。
ブランディングには、ロゴやカラースキームなどの視覚的な要素も重要ですが、
ストーリーを通じて感情を呼び起こすことができることは、
ブランドの認知度を高めるために必要不可欠なのです。

●商品やサービスのストーリーを作る
商品やサービスを売り込むためにもストーリーのパワーを使えます。
ストーリーを用いることで商品やサービスの魅力をより具体的に
顧客に伝えることができるんです。
また、商品やサービスを利用することで得られる体験を
ストーリーとして表現することもできます。
商品やサービスのストーリーを作ることで、
顧客があなたの商品やサービスを選ぶ理由を伝えることができます。

●お客様のストーリーを聞く
ビジネスの成功のためにはお客様とのコミュニケーションが重要です。
お客様のストーリーを聞くことであなたのビジネスにとって
重要な要素を把握することができます。
また、お客様のストーリーを聞くことで、
彼らがどのような価値観や理念を持っているのか、
どのような問題を抱えているのかを理解することができます。
お客様のストーリーを聞くことで、
あなたのビジネスが提供する商品やサービスが
どのように彼らの人生やビジネスに影響を与えるのかを知ることができます。
これらの情報は、あなたがビジネス戦略を立てる上で非常に役立ちます。

●ストーリーテリングをビジネスの中心に据える
ストーリーテリングをビジネスの中心に据えることが、
あなたのビジネスの成功につながります。
ストーリーテリングは、
あなたのビジネスが持つストーリーを伝えることができるため、
あなたのビジネスを差別化することができます。
また、ストーリーテリングは
あなたのビジネスが持つ価値観や理念をお客様が受け入れやすく
伝えることができるため、あなたのビジネスに共感する人を
集めることができるのです。

ストーリーを用いた戦略としては以上のようなやり方が考えられます。
ストーリーがあなたのビジネスがより魅力的に見せ、結果、
あなたのビジネスは成功へのスピードを速めるのです。

 

◆お客様の笑顔を目標にストーリーを考える

そして、何より私が強力だと思っているのが
お客様の笑顔を目標にストーリーを考える方法。

お客様といってもさまざまなタイプの人がいますから
ペルソナという理想のお客様像をつかって考えて行きましょう。

ペルソナを設定することは、
ビジネスを成功に導く上で非常に重要なステップですね。

ペルソナとは、
商品やサービスを利用すると想定される理想的な顧客像のことですが
ペルソナを設定することで、あなたのビジネスや商品・サービスが
どのような人に求められているのかを明確にすることができ、
より効果的なマーケティング戦略を立てることができるんですね。

ペルソナは、
自社のビジネスや商品・サービスを利用すると想定される
理想的なお客様像を表します。

年齢、性別、職業、収入、ライフスタイル、
趣味嗜好などを考慮して、できるだけ具体的にイメージを描きます。

そして特定したペルソナの行動や考え方を分析します。
例えば、毎日どのような暮らしをしているのか
どのような情報にアクセスするのか、
どのような商品やサービスに関心を持つのか、
どのような価値観を持っているのかなど、
様々な視点から分析してみましょう。

次にペルソナのニーズとウォンツの洗い出します。
ペルソナが抱えるニーズやウォンツが明確になれば、
それに対応する商品やサービスを提供することができます。

そして最後に、ペルソナの笑顔を目標にします。
つまり、ペルソナが自社のビジネスや商品・サービスを利用して
満足している様子を想像し、その状況を実現するための戦略を立てます。

ペルソナの笑顔を目標にすることで、
自社のビジネスや商品・サービスが顧客に
どのような価値を提供する必要があるかを明確にすることができます。
また、ペルソナのニーズや行動、考え方を理解していることで、
より効果的なマーケティング戦略を立てることができます。

ペルソナの笑顔を目標にすることで、
ビジネスの成功を目指すために必要な視点を持つことができるんですね。

ペルソナを設定することで、ビジネスや商品・サービスが
どのような人々に求められているかを把握し、
それに対応するためのマーケティング戦略を
立てることができるようになります。

そして、ペルソナの笑顔を目標に戦略を立てることで、
顧客満足度を高め、ビジネスの成長を加速させることができるというわけです。

 

◆心のブレーキを外すことで加速できる

そしてなにより、誰かの笑顔のために仕事をするということは
あなた自身のモチベーションを上げるのに役立ちます。
ビジネスしているとつい「どうやってお金をもうらおうか」みたいな
まるで悪いことをしているような気持ちになることがありますが
そういう気持ちでお客様と接しても、ビジネスを前に進める時、
心のブレーキがかかってしまうのです。

誰かの笑顔を目的としたビジネス戦略は
心のブレーキを踏むどころか、
アクセルを踏みたくなるという効果があるんですね。

どちらがより早くビジネスを成長させられるか?
考えるまでもないと思います。

こうしたお客様の笑顔を目的としてビジネス戦略に
ストーリーテリングはもっともパワフルにはたらきます。

 

◆ストーリーの力を実際につかった実例

アップルコンピューターの売り上げを飛躍的に伸ばしたスティーブジョブズも
一度、アップルコンピューターを追い出されたことがあるのを知っていますか?

1983年にアップルはLisaというコンピューターを世に出します。
Lisaの広告は新聞9ページにわたってそのマニアックな説明をしたものでした。
結果、Lisaは大コケ。スティーブジョブズはアップルを追放されます。

その後、ピクサーというCG映画をつくる物語作りの天才達と仕事を経験し
再びアップルに戻ったときには、以前と変わって顧客中心主義となり
以前は9ページにわたって機能を説明していた広告も
打って変わってシンプルな2つのワードを打ち出すだけとなりました。

"Think different"(シンク・ディファレント)
1997年のApple Computerの広告キャンペーンのスローガンです。

スティーブジョブズがピクサーで学んだのは、「物語」
とくに消費者の「物語」を語ることの重要性でした。

消費者はみんな、現実世界の主人公であり、自分自身の物語から力を得ていると理解したのです。

アップルが打ち出した3つの柱

1.どのようなイメージで見られたいか

2.自分では気づいていなかった隠れた素質を引き出す目標を定義し

3.自らを提供するための道具を提供する

これはアップルだけでなく、どこの国の企業でも、どんな規模の商売でも
相手を人間とするすべての仕事において最も重要な柱となります。

スティーブジョブズが出戻ったアップルコンピューターを
どれだけ飛躍的に大きくしたか?googleやAmazonと並ぶ世界のトップ企業にまで成長させたか?
それを考えたらこの威力は分かってもらえると思います。

なぜならこの考え方に行き着くまでのスティーブジョブズは
失敗して会社を追い出される状態にまでなっていたんですから。

私たちに必要ななのは、自分たちの物語をかたることでも、自分たちの自慢をすることでもなく
お客様の成功ストーリーを作り上げ、お客様と共有することなんですね。

あなたもストーリーの力を上手につかって
当時のスティーブジョブズ、アップルコンピューターに
負けないくらいの伝説を目指してください。

そんなストーリーをまず馬鹿にしないで妄想するところからスタートです!!

楽しんでね。