前々回の記事で
「琉球トラウマナイト リアルストーリー2021」が
4月末かゴールデンウィークにオンエアって書いたんだけど
実際は4月末、4月27日(火)19時55分から1時間のオンエアでした。
今回はゲストとして
事故物件住みます芸人の松原タニシさん
そうです、亀梨和也さん主演で話題になった
映画「事故物件 怖い間取り」の原作者の芸人さん
そして、田中律子さんがドラマパートに出演してくださり
とっても豪華な番組となりました。
※松原タニシさんは進行パートにご出演いただきました
※おばあさんのお葬式を境に霊がみえるようになった少女の話の第1話
※警備員が夜中の倉庫で目撃したのは・・・第二話
※中古住宅の内見から始まる恐怖体験 第3話
※卒業写真に写っためちゃくちゃ笑顔の少女の霊 第4話
※ペンションで体験した恐怖の一夜 第5話
番組自体の評判もよく、
いつも通りオンエアも中盤ですでに
Twitterのトレンドワード1位になり、
視聴率も
平均では20%にやや届かなかったのですが
最高視聴率は24%越え
オンエア後のTVerでの見逃し配信でも
かなり高い再生数になっていて
まあ、素晴らしい結果を残せたと思います。
ほんとうに見てくださった方
ありがとうございました!!
というか、前々回の記事のときは
オンエア日も決まっていなくて
今回はオンエアから約1ヶ月も過ぎてるって
どんだけ記事の更新遅いんだという話ですよね。
すみません(^_^;
というわけで(ん?どういうわけ??)
今日は何の話をしようかというと
どうやって「その道の誰それ」になるか?
という話をしてみます。
実績も知名度もないそういう状況から
どうやってまあ何かこうひとつ抜きん出た存在になるか
これ、けっこう多くの人が望んでいない?
ビジネスするにしても
YOUTUBEやるにしても
この資本主義社会でどのようにして「その道の誰それ」になるかって
成功している人とか見てるとすごく大切なことだと思えたりする
じゃあ、どうやって「その道の誰それ」になるか
言い換えると自分の武器をどう作るのかってことを
ちょっと考えてみましょう。
「○○といえば誰それ」
という状態になれたら
それが「その道の誰それ」になるということじゃないかな。
たとえば、この辺で一番のマッサージ師といえば鈴木さん
となったら、鈴木さん儲かりそうですよね。
県内で人気の美容室と言えばどこそこってなれば
さらにお客さん増えそう
カレー食べるなら○○屋ってなれば
カレー食べたいときにはそこに行く
こんな風に人に第一想起で頭に思い浮かべてもらえる状態
それが何者かになるって話です
で、結論を言ってしまえば
スキルとか実績によって○○ならあなたというのを
作っていくのが良いのかと思います。
ただしとっても時間がかかるし
「○○で1番といえば」になりたければ1番にならないといけない
これってけっこう無理っぽい?
そうですよねー
それに、なによりとってもしんどそう。
じゃあどうするかっていうと
ちょっと先の未来にリスクを取って
先賭してみるといいと思います。
今はまだ何もない
何も経験がない、何の実績もない
それでも私は「その道の誰それ」になりたいんだ
「その道の誰それ」になって
自分のビジネスをもっと大きくしたいんだ
と思うんだったら
今は誰もやっていないものの中から
ちょっと先の未来に「その道の誰それ」になれる
「その道」を見つけて自分の時間と労力を投資しておくんです。
今回の記事の頭で紹介した「琉球トラウマナイト」
沖縄にお住まいの方ならおわかりかも知れませんが
琉球トラウマナイトは
視聴率20%をとれる
人気のテレビ番組であり
月曜から金曜まで毎日放送している
ラジオ番組であり
沖縄県の大学5校が公式参加している
映像コンテストであり
あのSONYグループが開発している
SC-1という次世代カート用につくられ
リゾートホテルや観光施設、ショッピングモールで
サービスをしているMR(複合現実)コンテンツだったり
まだお話できませんが
たぶん皆が喜んでくれる長期型のイベントになる
その他にもさまざまな可能性をひめた
プロジェクトで、私がその総合プロデュースをやっています
ですから
琉球トラウマナイトといえば田渕
沖縄でホラーコンテンツといえば田渕
テレビ、ラジオのプロデューサーといえば田渕
(私だけって事は無いですが)
・・・・
という状態をつくれて
さらにその幅をひろげている最中
いちどこうなるととっても「楽」だし「楽しい」。
もうWで「楽」です!
でも琉球トラウマナイトがスタートした7年前には
トラウマナイトは自主映画の上映会でした。
50人キャパのライブハウスが満席にならない程度のイベントで
その時にいまのこの状態をイメージできたのは私だけ
というかイメージしたとおりというか
しつこく、粘り強く、琉球トラウマナイトを育ててきたから
いまの状態があるという感じです
ベストセラーになった「GRIT やり抜く力」という本ありましたが
成功するには才能は関係ない
決めたことをしっかりと「やり抜く力」があるか
これが大切であるということです。
ここで私がしつこくやってきたことは
ちょっと先の未来に向けてアプローチを続けてきたということ。
いまは自主映画の上映会だけどテレビでオンエアできたらいいな
テレビ番組になったけどラジオ番組も作れたら広がるな
テレビとラジオで番組を続けているけど
リアルに体験できるイベントになったら面白そう
と、つねにちょっと先の未来に自分の時間と労力を投資して
企画書をかいたり、プレゼンしたり
そうして実現してきました。
まあ、私の例が参考になるか分かりませんが
そういうマインドというのは全てのビジネスに共通するモノです
つまりマーケットの隙間をみつけて未来に投資していく
これですよ
でも、なにに賭けていいか分からないという人もいますよね
私の場合は自分の好きなこと、これはいいコンテンツになるという直感
そんなもので判断してきたんですが
たとえば海外のトレンドとかをネットで調べて
まだ日本で流行っていないものを見つけて
誰より先に始めたらその業界では
○○といえばあなたということになりますよね。
私がCMを作らせていただいたタピオカドリンクのQuicklyさんは
なんと2008年、今から10年前にすでにタピオカドリンクを専門に売っていた
ですからタピオカブームが来た時にやはり沖縄では
「タピオカドリンクといったらQuickly」というブランドがありました。
まあ、東京で人気のブランドが沖縄に進出してきてからは
オンリーワンのブランドでは当然なくなりましたけど。
また今の業種のきまっているサービスの中に
なにか誰もやっていない隙間を見つけて
そこを差別化のポイントとしてポジションを取っていくという手もあります
また私の琉球トラウマナイトの話で恐縮ですが
テレビ版琉球トラウマナイトを始めるとき
すでに沖縄では「オキナワノコワイハナシ」という
十数年続いている人気のホラー番組がありました。
こちらが後発なわけですから
こちらが先発の「コワイハナシ」と差別化しなければなりません。
同じ1時間番組でショートドラマが数話アルオムニバス形式。
さて、どう違いをつくっていくか?
私がプロデューサーとしてとった作戦は
オールスターキャストと番宣の大量投下
「オキナワノコワイハナシ」にも有名人はでますけど
それでも舞台役者さんとか演技重視のキャスティングでした。
そこで「トラウマナイト」にはテレビで顔なじみのタレントさん
人気のミュージシャン、アイドルグループを意図して起用しました
そして番宣(=番組の予告)も
通常は1タイプの番宣をオンエアの数週間前から流し始めますが
琉球トラウマナイト1回目ではお話しの数だけ番宣を作って、
つまり番組中に数話ある1話なら1話の番宣、2話なら2話の番宣・・・
というように数種類の番宣をつくってオンエアしてもらいました。
1話に出演している有名人は、2話にはでないですし
3話と4話も違う話ですから出演者は違う
これを1タイプの番宣にすると集まってもらった有名人の方々
一人一人を紹介する秒数がないんですね。
でも1話の映像をつかった番宣を独立させれば
その回に出ている有名人の方を存分にアプローチすることが出来ます。
さらには5秒番宣もつくってとにかく視聴者との接触回数を増やせるだけ増やした。
CMを中心に広告業界でやってきた手法を取り入れたスタートでした。
また、トラウマナイト2回目では
オンエアの1ヶ月前くらいから
・・・「オンエアまであと25日!」
・・・「オンエアまであと10日」
・・・「オンエアいよいよ明日!」と
日替わりでカウントダウンしていって
「いよいよ本日オンエア!!」という
当日篇までつなげていくことをしました。
このカウントダウン番宣はいまでも続いていて
出演者の方の中にはカウントダウンに出るのを
楽しみにしてくださっている方もいらっしゃるくらい
浸透しています。
でも、こうして違いをつくっていく中で
最初の頃、撮影をしていると通りがかった一般の方に
「何撮ってるんだろう?オキナワノコワイハナシじゃない?」
と言われていたのが
数回後には
「なに?琉球トラウマナイトじゃない??」って
ささやいてもらえるようになりましたし
「沖縄の怖いコンテンツといえば琉球トラウマナイト」という
ポジションをしっかり取れているという自負も
今ではあります。
とにかく、今の業界の他社がやっていないところを見つける、
または他社と違うところをつくって、
そのポイントで打ち出していくことで
マーケットにおける「その道の誰それ」を築くことができるんです。
まずは、ちょっと先の未来に「その道の誰それ」になれる
「その道」を見つけて自分の時間と労力を投資しておく。
もし、「その道の誰それ」
そうしたポジションを手に入れたいのなら
参考にしてみてくださいね。