親しくしていただいている大金持ちの方が以前に、
不動産ビジネスを中心にものすごく稼がれて
名前を言えばおそらく多くの方が分かる
その方が以前に、
「お前は欲しいものが買えなくていいなあ。
もうオレは何を手に入れても感動が無い。
お前は高級車が買えたら嬉しいとか、豪邸を買えたら嬉しいとか
海外旅行に行けたら嬉しいとか、まだいっぱい欲しいものがあるんだろう。
オレは、ひととおり手に入れてしまって欲しいものがすでに無いし
何かを買ったとしても心から嬉しいという感覚がなくなってしまった」
と、そんな風にぼやかれていたことがあります。
「そんな悩みなら僕も悩んでみたいものです」ってその時は言いましたし
何でも買えるくらいのお金、持ってみたいと今でも思っています。
きっと多くの方が、私と同じように
そんな「金持ちの悩み」なら悩んでみたいモノだと
思われるんじゃないでしょうか。
でも、これはまた別の方がいってたことなんだけど
「夢は夢を叶えるまでが楽しい」
これなら何となく分かる方もいらっしゃるんじゃないかな。
夢や目標を持ち、それに向かって試行錯誤し努力しているときが
もっとも人生を楽しめている、面白く感じる時なんだと。
逆に叶えてしまった時、一瞬ガッツポーズして達成感を味わえるんだけど
その夢が現実となって夢で無くなったら、すでにその状態であることが
日常に成り代わっていき、新しい夢や目標へ向かうこと以外に
魂を振るわすような楽しさを感じられなくなることはよくあること。
そもそも人の喜びとか充実感というものは
結果では無く、そこへ向かう道すがら、過程に存在するモノなんだよね、きっと。
だから大金持ちの方がお金を稼ぐこと、お金で手に入る欲求を満たすことに
感動できなくなるというのは、あながち分からなくはない(?)
いや、そんなにお金持ちになったことが無いから分からないけど
でもきっと、心を満たすという点において
物理的にお金を持つと言うことだけではない何かが必要なんだろうなとは想像できます。
なぜそんなことを考えたかというと
ディズニープラスで昨日、「ソウルフルワールド」ってピクサー制作の映画を見たせいです
はっきり言って、様々な名作を生み出してきたピクサーの作品という点では
最高傑作というほどの映画では無かったけど楽しめたし感動できた。
いい作品でした!
この映画の主人公はニューヨークでジャズミュージシャンを夢見ているジョー・ガードナーという男。
ジョーは子供に音楽を教える教師の仕事で生計をたてている。
ある日、教え子を介して憧れのジャズ・クラブで演奏するチャンスが舞い込んでくるんだけど
うかれたジョーは不注意の事故で・・・
その後、人間が生まれる前の世界に迷い込んだジョーが
憧れのジャズ・クラブで演奏し、夢を叶えた人生を送るため
現世に戻ろうと躍起になる姿を通して、この映画のテーマである『人生は生きる価値があるのか?』というまったく子供向けではないヘビーな問いへの答えを、子供でも楽しめるようにコミカルに感動的に描かれていくわけ。
そのジャズ・クラブで成功している有名サックス奏者のドロシア・ウイリアムズが話す魚の話、
「彼は年長の魚に言った“海を探しているんです”
年長の魚は“海か、今いるところがそうだよ”
魚は“これ?これは水です。僕は海が欲しいんだ”」
求めてやまなかった成功は人生のきらめきではなく、それが翌日からまた続いていくだけという、ある意味で残酷とも言える答え。
意外と手に入れているもののきらめきは当事者には分から無くなるモノなのかもしれないよね
しかし、なることより、手に入れてしまうことより
もっと毎日の生の中の心が動く瞬間のひとつひとつこそがきらめきであって、それに気付き生きていくことを選択することにこそ価値がある
そんなメッセージを受け取れました
若者より、かつて何かを得るために全力で走ってきた大人にこそ響く作品だったと思うな
「ソウルフルワールド」は
なんか人生の本当の成功法則に触れる内容のなかなか考えさせられる映画でした。
精神的な世界観をあつかっていながら宗教臭くなっていないところは
万人が共感できる内容となっていると思いますよ
よかったら見てみてくださいね。
さて、今日は2020年の大晦日
2020年は否応なしに様々なことを考えさせられた年でした
当然、コロナウィルスに伴う人との接し方や働き方に関してもそうなのですが
仕事の面で言えば、コロナウィルス蔓延の影響で
図らずもうまれた空き時間に新しいメディアやテクノロジーに関しての勉強が始められたこと
そうしてビジネスの軌道修正を行い始めた矢先に
SONY様から連絡をいただいてMR(複合現実)用のコンテンツ制作に
始めて携わらせていただいたこと。
実際にその制作の過程の中でいろいろな学びを得られたこと。
これは私の中で非常に大きな変化だったと思います。
また妻が祖母の介護&看病で実家の茨城にいて
沖縄で単身赴任状態だったこともあり、家族のありがたさ、
そして人生のパートナーの大切さに関しても
様々学んだ1年でしたね
みなさんにとっては何を学んだ2020年だったでしょうか
それが、どんな苦しさを伴っていても
どんな不安を伴っていたとしても
「学び」である以上、来る2021年に活かして
自分を成長させられるものであるはずです。
より豊かで素晴らしい人生を得るために
ともに考えていきましょうね
より素晴らしい人生をめざして
その過程を楽しめる1年にしましょう
じゃ!今年もどうもありがとうございました。
来年も宜しくお願いします
私の別ブログは
https://tabublog.net/
↑こちらの方がより深く人生の成功に関して語っています
よかったら!