私は25年間、テレビCMの世界で、
年間数十本のテレビコマーシャルの企画演出をしてきました。
  
そして、同時に女性向けのネットショップのオーナーとしても
実績を積んできました。
 
私が従事しているこの二つの職業は一見、モノを売る、広告するという点で
似ているようですが、
テレビCMは、どちらかというと大企業の論理で、
ネットショップの運営は、個人・中小の論理で行わないと結果が出ない
まったく違ったアプローチが必要です。
 
ネットショップの集客、販促に対しては
私も例外ではなくセールスレターでのアプローチをおこなってきましたが、
最近、いままで有効とされてきたセールスレターに変わって
「セールスビデオ」の方が反応が取れてきているという事実があります。

縦長のセールスレターは出始めの頃からはだいぶ新鮮さが失われ、
代わりにセールスビデオは確実に増えてきていますし、
今後、売り方の主流のひとつとなっていくのは間違いないでしょう。

インターネットで結果を出すためには、ビデオの方法を学ぶ必要が出てきています。


しかし単純にビデオを作ればいいと言うことではなく、
そのビデオを使ってどんなメッセージを届けるかということがとても重要です。

ビデオはセールスビデオ、セールスプレゼンテーションなわけですから
そのロジックをビデオでもちゃんとプレゼンテーションすることができなければ
物を売ることはできません。

コピーライティングというのはそのセールストークを紙に落としたモノであって
セールスビデオというのはセールストークそのものです。

ビデオにもちゃんとスプリクトというモノがあって、セールスレターと同様、
マーケティングの知識なくしては人を動かすことはできません。

ロジカルに説明したり、お客様に買うべき理由を伝えること
感情を揺さぶりながら買った方がいいと思わせるスキルが必要となるのです。
そう、お客様は感情で物を買っているのです。


根本的なスキルは共通していますが、ビデオならではのテクニックや
気をつけなければならないこともあります。
話すスピードはどのくらいが適切か?

セールスレターと違って読み飛ばされることはありませんが、
その代わり、常に関心を持続させていかないと
途中で見るのを止めてしまうということにもなりかねません。


縦長のセールスレターの反応が落ちてきている理由は、
ずばり珍しくなくなったということです。

それはかつてダイレクトメールやチラシが出始めの頃より
現在の方が反応率が低いというのと同じで
みんながやっているということは、よほど他よりも見るモノの興味や関心を惹かなければ
読まれないということは当たり前のことなのです。

みんなやり始めた結果、そこで競争が起きて反応が落ちるのは当然事なのです。
普通のことです。

それが証拠に優れたセールスレターはいまだに高い反応率をあげていますし、
ダイレクトメールやチラシも依然なくなってはいません。

 
ただ、セールスビデオはまだ、それを行っている人が多くないという点で
非常に有利だと言うことです。
そうライバルより先に行うことが重要なのです。

かつてインターネットが出始めた時、ネットで情報をPDFで売れば儲かるぜという時期があり、
当然、それって何?と簡単なメッセージで爆発的な利益を得た人たちがいますが、
今となっては本当に優れた情報で無い限り利益を得るどころか
「またこれか」と相手にもされなくなっている事実をみれば、
先行者となることがいかに重要かがお分かりになると思います。

小冊子プレゼントというのも同じで、誰もやっていないときにそれをやるから
高い反応が得られるのです。


つまり、今これをお読みになっているあなたには
ものすごいチャンスが訪れていると言うことです。

縦長のセールスレターがそうであったように、やれば儲かるよねということになれば
ライバルも誰でも始めてくるのは当然のことです。
 
先行者利益と言う言葉がありますが、まさに今はじめることが、
ライバルと大きな差をつけるチャンスなのです。


このように今が旬のセールスビデオですが、中には「私の業界ではつかえない」と
事例がないと動けない方もいらっしゃいます。
でも成功事例ができた時には、すでに多くのライバルがその事例にならって
一斉にセールビデオを使い始めているのです。

大切なのは、誰かがやらなければ始められないというマインドセットを変えること。

仮にBtoBのケースであっても、あなたの商品やサービスの購入決定を行うのは、
会社ではなく、担当者という人間なのです。
会社自体が何かを決めることはありません。必ず決定権をもつ人間が決めているのです。
そして人間である限り感情に支配されているものなのです。
 
そうでなければ私はこれほど沢山のエモーショナルな
テレビCMの企画を企業に売ることはできなかったでしょう。

そういった方々の感情を動かし、
あなたの商品やサービスを買ってもらうことは十分に可能です。


インターネットにおけるマーケティングの基本は
コピーライティングであることは紛れもない事実ではありますが、
セールスビデオの出現によって、より高いプレゼンテーションの
テクニックがこれからますます重要となってきます。
 
そしてプレゼンテーションのテクニックを学ぶことは、
インターネットマーケティングだけでなく、リアルなセールストークの場においても、
しいては企画や商品開発を行う際にもあなたを助け、成長させるスキルとして
必ず活きてくると信じます。