22日と23日の二日間、富士スピードウェイで催されたUDOミュージックフェスに行ってきた。

…ええ、泊りがけで。


本当は初日のヌーノと二日目のオーディオスレイヴが目的だったのだけど、オーディオスレイヴはキャンセルとなってしまったので、2日目を見るモチベーションがあがらず。でもチケット買っちゃってたので。


最大の目的のヌーノは、正直、あんまり良くなかった。たぶん、時間が短かった事などが原因。

ヌーノの前の出演者、バディ・ガイの演奏がかなり良かったことも理由にあるかなあ。

実際、ステージ袖でドラムのケヴィンとキーボードのスティーブがちょこっと覗いてたし。


あと、思いっきりテンション下がったのは、ビクターが管理しているドラマゴッズブログに「ビッグなサプライズが用意されてます」とあって、それがGET THE FUNK OUTの時に日本人のギターが弾ける人(ミュージシャンだったらしい)が参加だったという…。

実際はすごく盛り上がる曲なのに、はっきりいって盛り上がらなかった。

このビクターの話は、ほとんどの人が「ゲイリー登場かっ!」って思ってたと思うので、担当だか営業だか分からないけど、ファンのツボをちっとも理解してないな、と呆れる。

個人的意見だけど、洋楽好きって日本のミュージシャンのこと、あんまり知らないと思う。

参加する人にもお気の毒だし、ああいう形で出てこられるのは、ちょっと止めて欲しいです。


で、その曲の後にミッドナイト・エキスプレス。

稀にに見る出来の悪さ。申し訳ないけど、ヌーノのプレイ、バンドのプレイはあんなんじゃ無いでしょ。

演奏中も苛立ってる感じがしたけど、曲の最後、全然合わずにバラついて終わるっていうヌーノにしてはありえない事があり、演奏後、ギターをほっぽらかすわ、椅子を蹴り上げるわで、苛立ちがピークに達してしまった模様(笑)


全体のプレイ自体は悪くないけど、色々な事の調子が合わなかったんじゃないかなって感じ。

演奏の前のセッティングの時、本人達もセッティングに居たから、それを見るとやっぱり準備不足だったんじゃないのかな。


このセッティング。ヌーノはパーカーのフードを被り、ジョーは白いタオルを被り、スティーブはサングラスに髪束ね…。逆に目立ってます(笑)


演奏終了後、30分以上たってたけど、たまたま出入り口の前を通りかかったら、ケヴィンが出てきて、その後メンバー全員出てきて、握手してくれました~。

ヌーノと握手がまた出来て、すんごーく嬉しいっす!


ヌーノ、随分と体を絞った気が。胸板・腹筋、若い頃に戻ってましたよっ!

スティーブもちょっとほっそりした気がするな。


ヌーノ関連はこのくらい。

その日は、他はジェフ・ベック、サンタナなど見て終わり。

ジェフ・ベックは良かったんだけど、なんかテンション低かった気が…

実際、予定時間より早く終わってたし。


2日目は雨と深い霧。

余計にテンション下がり気味だったけど、昼過ぎから見始める。

到着したら、ちょうどセバスチャン・バックが始まった所で懐かしく見る。

バズ、変わらず歌バカなガキって感じで良い(笑)。もちろん、スキッド・ロウ時代から比べれば、彼も大人になったなあって感じだったけど。

最高域の声は出ずらくなってるのかなって思わせたけど、声量はすごくて、頑張ってるなーなんて思った。

って完全にオバサン状態じゃん(笑)

スキッド・ロウ時代の曲を演奏したときは、ほんと懐かしかった。思わず口ずさんでた。意外と忘れないもんだ。あー、スキッド・ロウのライブも行ったんだよなあ、学生時代。


その後、ブラつきながらトライブ・オブ・ジプシーズを見る。

良く知らなかったんだけど、なんか貫禄あって、メキシカンテイストが散りばめられてて、演奏も結構良くて楽しめた。ボーカルもうまかったし。

途中、控え室にはいるバズがステージに向かって叫んでいて、ウケる(笑)


で、その後、本日の目的としていたアリス・イン・チェインズを見る。

最近再結成し、そのニュースに驚いていたらウドフェスに参加になっていて、またびっくりしていた。

ボーカル、うまいです!

前任のボーカルは死んでしまって、あのイっちゃった感じのカリスマの後ってどうなんだろう、って思ってたけど、悪くなかった。

昔の曲なんか演奏されると、これまた懐かしい…と色々な事が走馬灯のように頭の中を駆け巡ってしまう。

で、また途中でバズ参加で一曲歌う。

フェスならでは、でなかなか良かったです。昔の曲だったからね、あー、あの頃、みんな若かったよなあ、とまたしみじみする。


アリス・イン・チェインズが終わったあと、ダッシュでゴッドスマックの方へ移動。

盛り上がってた、ゴッドスマック。

演奏は、なんか貫禄あって、うまかった、ほんと。

ボーカルの音域が狭いのが、ラジオで聞いてていつも気になっていたんだけど(そのせいでどの曲も同じように聞こえてしまう)、実際ライブで聴いてみると、どーでもよかったっす。

昨日の大阪は雨だったのか?今日は曇りで良かったぜー、みたいな事言ってたな。


その後、スティーブ・ヴァイ。

今日の私の中の一番!!

すごーい、もう良かったですよ。ヴァイ含めてギター3人、ベースはビリー・シーンが来ていて、もうウマイ人ばっかりだもん、格好いいに決まってる!

4人並んでギター(+ベース)の掛け合いやられちゃったら、もう、そりゃ私にとって悩殺(笑)

ヴァイの巻きスカート(キルトと言うべきなのか…)姿に、最初目が点になったが、まー、奇才なんでいーかと(笑)、

あれはCDジャケット(確か)だけの格好だと思ってたよ…


スティーブ・ヴァイに関しては、ライブで見る方がいいかもなって思った。

やっぱり演奏してるときのバイヴとか、その場で見ないと良さが分からないのかもしれない。

ヴァイの演奏している姿、結構独特。見た目は演奏しながらギターの音を口ずさんでるけど、全身でギターを弾いてるって感じ。それが彼の世界を作りだしていて、目を奪われた。


なんか今さらながら、この奇才オッサンに惚れそうです(笑)


やっぱりウマい人の演奏を見る・聞くするのは、本当にいいですね…

申し訳ないけど…メインアクトのキッスが私の中でかすみました…(笑)


なんだかんだ言いつつも、2日目かなり楽しんだ。

でもさ、広いのよ、富士スピードウェイ。

移動だけでも階段下りたい坂上ったり…いやー、疲れたっ!

ただ、お天気が崩れ気味なのは、猛暑より良かったのかもしれない。

暑いと、みんな苛立っちゃうしね(笑)


明日から、スティーヴ・ヴァイ聞こーっと!