モスクワのプーシキン美術館から、珠玉のフランス絵画が来日しています。
実は、フランス絵画の宝庫であるロシア。
それは、エカテリーナ2世らロマノフ王朝の歴代皇帝や貴族、
19世紀の産業発展で財をなしたモスクワの大富豪たちが情熱的に収集したためです。
その背景には、当時のヨーロッパ先進国、フランスへの強い憧れと、
自国の文化を豊かにしようという熱い思いがあったといいます。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
≪ジャンヌ・サマリーの肖像≫ 1877年
こうした17世紀古典主義の巨匠プッサンにはじまり、
18世紀ロココの代表ブーシェ、19世紀のアングル、ドラクロワ、ミレー、
印象派やポスト印象派のモネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、
そして20世紀のピカソやマティスまで――。
選りすぐりの66点で、フランス絵画300年の栄光の歴史をたどっています。
「ロシアが憧れたフランス」の粋を、どうぞご覧ください。
プーシキン美術館展 フランス絵画300年
会期:9月16日(月・祝)まで
会場:横浜美術館
時間:10:00~18:00
木曜定休




