生後4ヶ月、ミルクを飲む量が以前よりも減ってしまっています。 | WEB助産院 (長野県佐久市 晴れた日の助産院 川口晴美)

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長野県佐久市近郊で、対面での赤ちゃん相談・授乳相談、おっぱいマッサージ(乳房マッサージ、母乳マッサージ)を、承っております。

Q:生後4か月になったばかりです。

3カ月ごろまでは1日800~900飲んでいたミルクが

ここ1週間は500~600ぐらいしか飲んでくれません。

授乳回数は1日に5~6回程度。

 

混合で、ミルクの前に母乳もあげてはいますが、

 

ほとんど出ていません。

 

母乳が出ているからミルクを飲まないのかと思って

授乳量測定をしてみましたが、1回あたり20ぐらいしか出ていませんでした。

 

それでも、ミルクは100を飲むか飲まないかなのです。

 

本人は元気にしていて、以前と様子は変わりありませんが…

どこか体調が悪いのでしょうか。

 

A:ミルクというのは、目に見えて飲む量が分かるからこそ、

飲みすぎ?あれ?飲まない…と不安に感じることも多いものですよね。

 

以前と比べて飲む量が減ってきた、というご相談は

実は、生後3,4か月ごろにとっても多くなるご相談です。

 

 

飲む量が減る、ということについて

いくつか理由が考えられます。

 

1つ目は成長の停滞期に入っていること。

 

赤ちゃんの成長はぐっと伸びる時期と

停滞する時期を繰り返します。

 

成長する時期はよく飲むし、

停滞する時期は飲む量が減る傾向にあります。

(もちろん個人差があります)

 

ちょうど生後3か月ごろからその傾向は顕著になってくるので

もしかしたら、今は停滞期に入っているのかもしれません。

 

1~2週間でまた飲む量が元に戻ってきます。

今はお子さんが飲める量、飲める回数で授乳をしてあげてください。

 

 

 

2つ目の理由としては満腹中枢の発達によって

お子さん自身が食欲がはっきり出てきていることがあげられます。

 

3カ月ごろから満腹中枢が発達してきますので

お子さんの食欲には個人差が出始めます。

 

満腹中枢が発達してきて

実は少食飲みタイプのお子さんだった、ということが

明らかになってきているのかもしれません^^

 

ちょっと極論的なのですが

0,1,2か月ごろというのは満腹中枢が発達していない分

飲ませようと思えばいくらでも飲ませられるものなのです。

 

(ただ、胃の容量には限度がありますから

胃の容量を超えて飲んだ分はそっくりそのまま吐き戻しますが…(;'∀')

その前に赤ちゃんも苦しそうにしますけれどもね💦)

 

満腹中枢が発達してくると

飲みたいときは飲むし、飲みたくないときには頑として飲まなくなります。

 

ちょっと吸っては飲まなくなったり

舌で押し返してきたりして

「いらないよ!」と意思表示を始めます。

 

満腹中枢の発達によって

お子さんの適切な食欲というのが

今の母乳とミルクを合わせた量だ、ということが

お子さん自身が理解してきているのかもしれません。

 

 

3つ目の理由が、ミルクの味に飽きた、ということ。

 

ずっと同じミルクを使い続けていると

味に飽きて飲まなくなるお子さんもいます^^

 

3カ月ごろというは好き、嫌いという感覚も

ぐっと成長する時期。

 

なので、同じミルクばっかりだと

「飽きたな~。いらないな~」と飲まなくなるお子さんもいるのです。

 

違うミルクに変えてみると

「お!違うのが来た!」とごくごく飲みだすお子さんもいます^^

 

ミルクの味に飽きやすいお子さんというのは

ずっと同じミルクだと、また飽きて飲まなくなってしまうことがあるので…。

 

1、2缶ごとに違うメーカーのミルクを使っていくのも良いかと思います。

 

また、好き嫌いの味覚が発覚してきて

ずっと飲んでいたメーカーのミルクの味が実は好きじゃなかったの!

と気づいて飲まなくなるお子さんや

 

ミルクそのものがあんまり好きじゃない…というお子さんもいます。

 

いくつかのメーカーのミルクを試してみて

お子さんが飲んでくれるミルクを探してみるのも解決方法になります。

 

もしミルクの味が嫌いで量が増えないのかな…と思ったら

アレルギー等で主治医のストップがなければ

生後5か月になったら早めに離乳食を始めてあげても良いと思います。

 

 

4つ目の理由が飲むより遊ぶのが好き、と言うお子さん。

 

3,4か月ごろは興味好奇心もぐ~~んと発達してくる時期。

 

空腹よりも遊びを優先したい!!と

飲むことをやめてしまうお子さんもいます。

 

もしそういった可能性が考えられる場合には

授乳中はテレビは消して、メリーや絵本、

風などでゆらゆら動くものもお子さんの目に入らない場所で授乳をすると

落ち着いてごくごくと飲み切ってくれることもあります。

 

身体運動が活発なお子さんや

普段から目や首をきょろきょろとするのが好きな

好奇心旺盛のお子さんに多いです。

 

 

 

いろんな理由と対策をあげてきましたが

それでも飲まない…というお子さんもいます。

 

体重の増加量が少なくても

1週間、1か月の単位で右肩上がりで体重が増えていて成長曲線内に入っていれば、

心配は消えないと思うのですが、お子さんのペースで授乳を続けていってください。

 

 

目がうつろ、元気がない、

顔色や唇の色が悪い

泣き声がよわよわしくなってきた

抱き上げてもぎゅっと抱き着いてくる感じがない

ぐったりする

 

…など、以前とは様子が違うな、と思うことがあれば

小児科で相談してみてください。

 
 
 

 

また一時的に体重が減少してしまうお子さんもいます。

多くのお子さんは特に問題はないのですが

体重が減ってしまった場合には一度小児科で相談してみても良いと思います。

 

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