「R25」のつくりかた。
ご存じフリーマガジン「R25」を創刊までと創刊後のマーケティングに関する本。
現場のマーケティング担当者には価値のある一冊。
一般的なマーケティング理論ではなく、実地で実践してきた内容だけに実際にマーケティングを担当している立場からするととても納得のいく内容。
「R25」の成功にはいくつかの要因があるが、主に以下の内容に集約される。
①フリーマガジンとして従来にない切り口で新たなマーケットを切り拓いている。いわゆるブルーオーシャン戦略)
②ターゲットとなるM1層の目線で感覚も重視したマーケティングを実施。これにより真に必要なマガジンとして支持を得ている。
③マガジンの内容はエンタメ中心でなく、トピックスとなるようなニュースの入門的内容。これにより、「本当はかっこよく新聞を読んで、社会人として一人前に見られたい」若い世代をグリップ。
すばらしいのは、既存の概念に捉えれずM1層が本当に求めているものは何か、表層に現れないものまでも突き止めて企画しているところ。グループインタービューや他業界の人とのミーティングを繰り返した結果だが、だれでも出来そうで実はここまでやりきれない。またそこから仮設だてする際の発想もすばらしいと思う。
そしてそれを実際に行動にうつしたことで結果に結びつけている。
自分の中にある既存の概念に安易にとらわれずに、新たな目で真実を見つけていくことの大事さを教えてくれる一冊。