2019228 午後840

父が旅立ちました。90歳でした。


葬儀 告別式も滞りなく終えることができ一週間が過ぎた今、少し落ち着きを取り戻すことができました。


最期の時を私一人だけではありましたが看取ることができました。

また、母親、娘も近くにいましたのですぐに父に会うことができました。


最期の最期まで父は「生きること」を諦めず、病と自分自身と向き合い闘いました。


一ヶ月と少しの入院生活。

できない事が増えていくのは本当に辛かったと思う。


今も頑張って食べることができない

ご飯を必死に頑張って食べようとする父の姿が頭から離れず、心が痛みます。


228日から一週間が経ち今は少し安心しています。

もう父があんな辛い思いをしなくていいんだと思うと穏やかな気持ちになります。


本人も家族も闘病中は辛い苦しかった。

今は寂しくて悲しいけど穏やかな気持ちです。


父は強く、優しく、繊細な人でした。

思い出はたくさんあります。

お店の事も毎日気にかけてくれて心配してくれました。娘のことが大好きで「明凜ちゃーん」って見たことない笑顔で優しく微笑んでいました。


いろいろな想いを姉と私で手紙に書き、棺に入れました。

入院中にいろいろな話をできたし、でも握って抱きしめることもできた。でも、なかなか感謝の気持ちを言葉にできなかった。なんだか、それを伝えると終わりが来てしまうような気がして。


最期の時に「ありがとう」って伝えた。そのあとすぐに父はゆっくりと旅立ちました。


覚悟はできてたけれど、

桜は一緒に見れないと感じていたけど、やっぱり悲しくて寂しい。


長い冬が終わって少し春を感じるこの季節、本当は嬉しい気分になるんだろうけど、とても切なくて、とても寂しい。


もう少しすると暖かくなって街中に桜が咲く。もう一緒に花見はできないけどこれから一生、桜を見たらおとんを思いだすんだろうな。


本当にありがとう。おとん。

体の中に心の中におとんを感じるよ。

おとんの息子でよかった。





素敵な名前をありがとう。



剣志


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