昨日は本当に長い一日でした。


40数年生きていると

いろいろな事を予測したり想像したりして

自分に保険をかけることも覚えたりする。

想定外の出来事に打ちのめされないように。


でも、想定外なこと想定内のこと

どちらであっても意味ない場合もあったりする。


父は今は元気ですが

想定していなかった、結果。


その時、母親は空元気で振る舞ったけど

弱虫な私は泣き崩れました。


それからの時間が本当に長かった。

見ていた景色が変わったようで

色々な後悔やこれからの不安が押し寄せて。


でも父は頑張ってるって思うと

しっかりしないと!って。

 

なんか漠然とした内容ですいません。


ICUで父は元気でした。

起き上がろうとして止めたくらい笑

なにも本人には告げずに母と姉とで実家に帰りました。


相変わらず母親は空元気で

いつものポジティブな母でした。

でも、本当はそうしないといられないくらい辛くて、そうしないと私たちが元気なくなると思ってくれたんだと感じた。


実家でいろいろ今後について話し合いました。


そして今日。

さっき先生から本人に色々告げられました。


父はお医者さんの話を静かに聞いて

「色々ありがとうございました」と言った。


姉と私は堪えていた涙がどっと溢れ出た。

父は私たちに

「しゃあないわ、誰もがいつか通る道」

と言った。


でも、まだなにも終わってないし、むしろこれから始まる。

だから「明凜の入学式までは頑張って」と言った。


わたしたち子供に

「自分らも4050もなって、子供ができて家庭もあるし。子供じゃないからもう安心やわ。子供らをこれからしっかり育てていかなあかんで。」と言った。


なにも終わってない。

でもその言葉を有り難く受けとりました。


それから今まで一回も聞いことがなかったけど母親を褒めた。

「お母さん、面倒見がいいから、そこは尊敬するわ。」

初めて聞く言葉。


そして

「お母さんをよろしくな。」と。


これからどうなっていくかわからないけど

一日一日が貴重になっていくことはわかってる。


言葉足らずだから

恥ずかしくなったら手紙を書いて渡そうと思う。


帰り際、父は空元気で腕をグーで上に上げて

「がんばろ」って言った。



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