ホームページの制作は、次のようなプロセスを踏むことが理想的です。
1.戦略設計
2.サイト設計
3.デザイン
4.ライティング
5.コーディング
ホームページがその目的を達するためには、何よりも戦略設計、次いでサイト設計が重要な位置を占めまています。
しかし、世の中の多くの制作会社は、この上流工程をすっ飛ばして、サイト設計、ひどい場合にはデザインから作業を開始します。
ホームページのデザイン図案だけを見せて、「ホームページをこのようにリニューアルすれば、売上が20%向上するでしょう」と言われても、何の説得力もありませんよね。
あるいは、そのホームページを制作することによって得られるメリットについて、何ら具体的に言及することなく提案する制作会社も少なくないかもしれません。
一概に、彼らに問題があるとは言えません。
従来、ホームページ制作と言えば、デザイン以降の工程を差していました。
多くの制作者は、専門学校でデザインやコーディングを学び、あるいは本を読んだりネットで調べたりしながら技術を習得してきたことでしょう。
しかし、戦略設計・サイト設計に関しては、これまでノウハウが十分に確立されておらず、それどころかひとつの技術として、議論の対象になることも稀でした。
そのため、ホームページ制作の最も肝要な部分が、デザイナーの直感とセンスに委ねられていたのです。
本書では、戦略設計・サイト設計のみに焦点を当て、目標達成のためのプロセスを具体的に紹介します。
ホームページの制作・運用に携わる全ての方に、「設計」の重要さを再認識して頂く契機となることを願っております。