ほとんどの人が何かを調べたり情報を得ようとするときにインターネット検索を利用する時代。企業のホームページ(WEBサイト)も以前と違って、ただ作ってサーバにアップするだけというケースは減っています。なんといってもホームページの最大の武器は「情報発信」。常に最新で正確な情報を提供し、ホームページの機能を上手く使いこなすことが他社に差をつけるポイントとなります。
そこで大切な役割を果たすのがホームページの運用業務。運用はホームページで成果を上げるために、企画・制作と肩を並べる大変重要なミッションです。開発や制作が産みの親なら、運用は育ての親と言えるでしょう。最近では守備範囲も広がり、情報更新のみならずFacebookやTwitterなどとの連携を図るのも運用の役割になりつつあります。
ホームページ運用をめぐる悩み
ではそんな運用に対するイメージって一体どんなものかというと…なんとなく大変そうだ、専門知識が必要ではないか、更新の度に料金はかかるのか、そもそも何を更新したらいいのかわからない…など、ちょっと手を出しにくい印象を持つ仙台の事業主様が多いのではないでしょうか。
WEBや運用業務に精通していれば問題ありませんが、そうじゃない場合はやはり仙台のWEB制作会社に委託という手段を選びたくなりますよね。しかしご想像の通り、運用を外部に委託するとコストが発生します。予算が少ない、あるいはゼロというような場合、自社内での運用をはじめざるを得ません。
そんな担当者にとっての強い味方となるのが、WEBに詳しくなくても自分で更新出来る仕組みや無料の解析ツールたち。あらかじめ運用を考えたサイト構築を行なえば担当者の負担を大きく減らせます。また解析ツールを利用することで、コストをかけずに成果を出すことも可能です。
CMSでサイトを構築
最近の企業サイトやECサイトではCMS(コンテンツマネジメントシステム)というシステムを使って開発されるケースが増えています。CMSを使ったサイトならプログラム言語などの専門知識がなくてもカンタンにホームページの管理や更新が可能です。
ブログシステムCMS
もともとブログを主目的に設計されたシステム。読んで字の如くブログに記事や画像をアップする感覚でWEBサイトの更新ができます。代表的なものに『WordPress(ワードプレス)』があります。
汎用型CMS
一般的なWEBサイトからポータルサイトまで幅広くこなせるのが汎用型CMS。システムの拡張機能や開発環境も充実しています。代表的なものに『XOOPS(ズープス)』があります。
ネットショップ向けCMS
ネットショップなど決裁機能が求められるサイトの構築に特化したCMSです。売上拡大に有効な機能が満載で更新も簡易。代表的なものに『EC-CUBE(イーシーキューブ)』があります。
無料ツールあれこれ
広がる一方の運用業務の中でも代表的なものがコンテンツマーケティング(※注)です。この施策の成功に欠かせないのが、サイトの状態を常に確認すること。アクセス数やユーザーの滞在時間などのデータを取得する必要があります。そのためのツールを紹介します。いずれも検索エンジンのGoogleから無料で提供されているものです。
『Googleアナリティクス』
自社サイトへのアクセス状況を調べる定番ツール。訪問者の数やユーザーがどこからやってきたのか、といったデータを分析することができます。これにより自社サイトの課題や改善点が明確になります。
『Googleウェブマスターツール』
自社サイトがGoogleからどのように見られているか、をチェックするツール。ペナルティの警告やウイルスの検知、サイトをより検索結果上位に表示させるために必要なことがわかります。
『Googleキーワードプランナー』
ブログの記事やタイトルにどんなワードを使うべきか、を選定するためのツール。そのワードが月間で平均どれぐらい検索されているか、を教えてくれます。また関連キーワードもわかります。
※注…コンテンツマーケティング/良質なテキストや画像などのコンテンツを提供することで、ユーザーとの間に「つながり」を作り、好感度を高めたり自社商品の購入に結びつけるマーケティング手法。
迷ったら、制作会社にまず相談。それが一番の近道です
WEB初心者でもコストをかけずに自社サイトの運用を可能にする…その手法やツールをいくつかご紹介しましたが、やはり迷ったらその道のプロであるWEB制作会社に相談するのが一番の近道です。予算や組織体制を考慮した上で、どんなツールを使えば目指すべき成果につながるのか、ベストな解決策を提示してくれるはず。
親身になって相談にのってくれる仙台のWEB制作会社はたくさんあります。「ホームページの運用で困ってるんだけど…」まずは目の前のお悩みごとをストレートに打ち明けてみてはいかがでしょうか。