ここ数年以上に増えたと感じるのが、特殊な肩書です。

・商売繁盛請負人

・飲食店プロデューサー

「○○請負人」や「○○プロデューサー」なんかは人気ですよね。

これは相手に分かりやすく自分の仕事を伝えるための手法です。

自分を自分自身でブランディングしているわけです。

営業電話をかける時に、最初に相手の興味を引くためのワンフレーズ手法が
ありますが、それに似ていますね。

例えば、「飲食店繁盛請負人」と名刺に書いてあったら、どんなことができる人なのか想像できますよね?

飲食店を繁盛させるコンサルタントなんだなってアバウトにでもわかると思います。

この名刺に自分なりの肩書を書く手法は、恐らくネットワークビジネスから波が起きているのだと思います。

ネットワーカーの多くは、個人事業主であったり、メインの仕事とは別であったりするため、別に名刺を作る必要があるため、どうせ名刺を作るのであれば、それをマーケティングに活用しようということです。
そして、個人事業主と法人経営者では、ぱっと見ではその印象に大きな差がありますが、それをこういった肩書で埋めるという狙いもあるでしょう。

私もこのブログは「WEBコーディネーター」というキーワードでブランディングしています。
最近はWEBに関係していないことも書いているので、ブログ=WEBコーディネーターではなくなってきていますけどね。
私の"リアル"の仕事の方も、WEBという分野だけでなく、WEBメインではあるものの、その周りまで請け負うことが増えたマーケティング会社という感じになっています。

それにしてもこの肩書ブランディングですが、分かりやすく伝えやすいのはいいのですが、似通ったものも増え差別化しにくくなっている半面、差別化したいがために訳の分からないものまで出てきてしまっていますね。
何よりもこの手の手法は営業力のない人、もしくは自信のない人、1つの取りこぼしもしたくない人、電話などのプッシュ系営業したくない人などが用いる傾向があり、その誰もが大金持ちではないというのが面白いところです。
肩書ブランディングをしている人で、年収1億超える人は、まだ身近でお会いしたことはありません。
多くとも年収1000~2000万円止まりではないかなと思います。

この肩書ブランディングには、ある一定ラインでの限界点があるはずです。
その理由は正確なデータがないため、私の推測でしかないですが、皆様はどう思われますか?


WEBコーディネーター