どのサイトとはあえて申し上げませんが、
飲食店への評価がブームになっていることが
危険だと私は思っています。

飲食店に評価を下すことで、誰かに人生に
影響を及ぼしているという意識はあるのでしょうか。

無い人の方が多いでしょう。

一般的なユーザーにそこまで求めるのも
酷なので、少し視点を変えてみます。

それでは、自分が評価される側だったらと
考えていきましょう。

味が美味しい、美味しくない、サービスが悪い
そこら辺はわかるのですが、私が危険視している
のは、CP(コストパフォーマンス)という制度です。

コストパフォーマンスは、普通が当たり前。
値段相応のものを提供することが普通です。
そこを間違ってはいけません。

某サイトで言えば、3点は普通です。
普通で良いのです。
3.5あればラッキーです。
3.0のお店でも、やれ味はどうだ、やれ接客はどうだ、
ミシュランになった気分で審査員をするのは
優越感もあり楽しいでしょう。
しかし、3.0のお店も一緒に行った人と一緒に
楽しめば、それは5.0の価値になるということを
忘れないでいただきたい。

自分がサラリーマンだとして、CPはどうでしょうか?
4.0の仕事をすれば、それに見合った報酬が
欲しいのではないでしょうか?
それを全て問屋気分でやっていては、自分が疲弊
してしまいます。
それは飲食店も同じです。

ディズニーランドに行って、30にもなってダンボに
乗っても面白くない。
しかし、少し状況が変わっていたらどうでしょう?
子供と一緒にディズニーランドに行き、子供が
一緒に乗ろうというのでダンボに乗った。
その時の子供の笑顔が幸せを感じさせてくれた。
ほら、ダンボが☆×5になったでしょ?

同じようにせっかくの食事ですから、採点するよりも
一緒に行った人と食事をもっと楽しみませんか?

高級店の4~5点はわかりますが、10店舗未満の
店の4~5点は、仕入れを良くした場合、きっと
従業員にしわ寄せがいきます。
ファーストフード店店長の残業問題はご存知
ですよね?

まして世の中全てCP5.0を求めるのであれば、
大学卒で即特定の公務員に就職しようと
している人たちを止める仕事でも初めてください。
彼らは大切な仕事をしていますが、決してCPは
良くないと思います。
(※全ての公務員ではないので、気分を害された
方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。)

サラリーマンも実力主義が合わず、終身雇用に
戻って欲しいと思っている人も多いでしょう。

衣食住という生活に欠かせないもので、かつ食は
一日3回変えながら摂取する特徴があるため、
評価しやすいのですが、評価するのであれば
そこに信念をもって取り組んで欲しいと思います。

気分で評価されては、通知表、会社評価、年俸評価、
家庭評価、どれもめちゃくちゃになってしまうでしょう。

今のCPという評価には危険性があることも
理解していただけると幸いです。

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