日本でIT、特にインターネット系企業が集まる
場所は渋谷である。
渋谷はどこに出るにもインターネット系企業には
便利である。

しかし、IT系ベンチャー企業が渋谷区に集まる
のは、結局のところ渋谷や恵比寿という名前
ではないだろうか。
かく言う私も渋谷区操業だ。

渋谷は一部で日本のシリコンバレーと言われて
いる。
しかし、私はそうは思わない。

シリコンバレー発のニュースを見ていると
渋谷との違いは明らかだ。
シリコンバレーにIT企業が集まる理由もある。

Amazon、Google、Facebookなど世界的に
有名な企業がシリコンバレーから情報を発信
している。
その点では渋谷も負けていない。
サイバーエージェントなどを筆頭に、渋谷から
多くの情報が発信されている。
Amazonの日本法人も渋谷区にある。

では六本木はどうか。
こちらもIT系企業が多い。

シリコンバレーには、渋谷や六本木にはない
ものがある。
その1つが、VCなどの起業支援を行う風土
だろう。
創業間もないインターネット系企業が、
VCなどから融資を受けるべく、
日夜ビジネスモデルのプレゼンを
繰り広げている。

日本との文化の違いもある。
VCからの融資は悪、かっこ悪いと思って
いるベンチャー経営者が多い。
しかし、シリコンバレーでは、買収される
ことすら喜ぶことが多いのだ。
売上の数字、自分の収入、地位、こういった
ものに注力せざるを得ないJAPANベンチャーに
対し、シリコンバレーベンチャーは知的好奇心、
自身の技術や考え方が世に受け入れられることを
喜ぶものが多い。
渋谷のインターネット系ベンチャーの経営者は、
営業出身が多いのに対し、シリコンバレーの
インターネット系ベンチャー経営者には技術者が
多いというのも大きく関係しているだろう。

このブログでも書いてきたが、SEOやアクセスUP
には、何よりコンテンツが大切である。
同じように企業にもよりオリジナリティのある
コンテンツが求められていると私は考えている。