人生最初の日を覚えていますか?
私は覚えているんです。
赤ちゃんとして生まれた時の事ではないですよ。
意識が始まった日です。
つまり、自分という意識がスタートした日です。
私は、何歳だったんでしょうか?
まだ、幼稚園に通っていなかった時でしたので
3~4歳くらいの時でしょうかね。
それは、朝でした。
暗闇の中から目が覚めるかのように、
ぼんやりと周囲が見えるようになってきました。
昔の家の寝室、兼、父の部屋の襖の前でした。
そこで、私は、誰かの右肩に左手で捕まって、
その人に、下着を履かせてもらっているころでした。
その人は、私に下着を履かせているため下を向いていて
頭だけが私から見えてました。
その人を見て、こう思いました。
「この人が、自分のお母さんなんだろうか?
多分、そうだ。試に呼んでみよう。」
私:「ママ~」
母:「ん?なに?」
私:「何でもない。」
「そうか、この人が、自分のお母さんなんだ。」
この時の思考は、完全に大人でした。
この後、大人の思考は隠れ、子供としての生活が始まりました。