企画力 「ギリギリのラインで、ツボを刺激する技術」 | 森二朗|クリエイティブ入門

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企画力 「ギリギリのラインで、ツボを刺激する技術」

企画のラフ案を雑談まじりに、企画のプロたちと交わすことがあります。「詰めが甘い」、「ひとひねり、ほしいね」など、こんなセリフがでてきます。


企画って、発想の転換ができること、悪く言えば、へそ曲がりの人のほうが、面白い企画が考案できるのではないかと思うのです。僕の好きなNO MUSIC, NO LIFEでお馴染みのCMプランナーの箭内道彦さんからは、企画の考え方について学べることが非常に多いのです。


彼は、携帯電話を使わないらしい。特に携帯メールを使わないんだって。

この理由が実に面白いのです。「携帯で、打ち込む言葉って簡易入力できますよね?例えば、ありがとうございますって、書こうと思っても、“あり”だけで表示できたりしますね。でも、このありがとうは、その人に使うありがとうではなく、前の人に使った、ありがとうですよね?このありがとうを今回の人に使っていいの?」って、普通に話をしていました。


この発想なのです。普段、人が気にしないところが気にするところ。でも、これを素人が、見よう見まねすると、やたらとださくなったりするわけです。

「ギリギリのラインで、ツボを刺激する技術」と言うか・・・この辺が絶妙なのですね。



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