SEO重視か?デザイン重視か?
2009年5月にヤフーの検索エンジンの表示方法が変わったようです。とは言え、追っかける業者がいるのでGoogleにしてもYahooにしても常に表示方法を変えているわけですが。今回の変更で恩恵をうける人もいれば、今まで10位以内にいた人が50位以下になったりと大きな変動を見せているようです。
弊社サイトも恩恵をうけたサイトもあれば、転落したサイトもあります。写真&イラスト投稿サイト5PHOTOは検索エンジンキーワードの「写真投稿」で1位~2位になりました。お仕事でお受けしています会社様のサイト(守秘義務でキーワードは秘密です)もYahooで2位まで上昇しました。何が要因かはわかりませんが、スパム的なSEO業者を経由しているサイトが下位に落ちたようです。
先日、とある異業種交流会でSEO業者さんと話しをしましたが、その担当者は「絶賛です!御社でも弊社のSEOシステムの月額●万で導入いかがですか?」と話しを持ちかけられました。その方法を聞いて見ると確かに1年から2年前まではSEO効果があった方法ですが、とうの昔にその方法はNGとされている方法でした。「その方法に今、効果はないですよ。米国のYahooの記事など読んでますか?」と問うと担当者は「そんなはずは・・・汗」です。
SEOを意識するのは制作者として仕方ないことですが、ここにばかりこだわってビジュアルをそこねてしまうのは残念な気がします。ホームページを作る場合「SEO重視か?デザイン重視か?」この二点が1つの分岐点のような気がします。
例えば某大手ブランドメーカーはSEOなんて全く無視しているビジュアル系のサイトを作っている企業様も多数あります。弊社のクライアント様も、サイトを見せる相手は海外企業や海外のビジネスパートナーだけで日本の検索エンジンを気にしなくても良いというお客様もいらっしゃいます。その代わりにデザインやビジュアルを重視するわけです。
この考え方は当方も共感します。世の中、SEO対策すれば何もかも変わると言う考え方をどこぞの誰かに植え付けられている方もたくさんいらっしゃいます。ですが、リアルな世界だけで取引しているだけで小規模な会社様ならSEOを頼らなくても十分、成立している会社様は多いと思います。
このリアルな部分を伸ばすためにビジュアル重視のサイトを作り、SEO重視のサイトとの見栄え的な差別化をはかるのも1つの手ではないでしょうか。
今回の記事で書きたかった事は、SEO無視を推進しているわけではなく「目的を考えたサイト制作するのがベスト」と言うことです。まず「誰に見てもらいたいものか?どの地域の人に見てもらいたいか?」この部分を作る方が決めておくと良いサイトを作っていくことができると思います。またこれらのイメージを制作側に伝えることで制作側へもスムーズに伝達しやすくなると思います。