サイトで取り消し線は使わない | ソーシャルコミュニケーションの達人(旧ブログ)

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★本日の記事はPC限定です。携帯でご覧になると、テーマの「取り消し線」が表示されないことがありますのでご了承ください。

みなさんは「取り消し線」って使ったことがあるでしょうか?

アメブロの機能ボタンにもありますが、

▼こういうやつです。
ねこりんさんは美人です。

取り消し線のいいところは一目で「この情報は取り消されている」ということが分かること。でも、何が取り消されたのかを知ろうとするとき、極めて読みにくいという欠点があります

特に多く見られるのが通販の価格表示です。

以下の二つを見比べてみましょう。

【例1】

1,500円のところ 1,000円
2,300円のところ 1,400円
3,800円のところ 2,000円

【例2】

通常価格1,500円 → 特価1,000円
通常価格2,300円 → 特価1,400円
通常価格3,800円 → 特価2,000円 

元の値段を見やすいのがどちらかは一目瞭然です。

「通常価格が取り消されている」という印象から、「お得感を演出できる」と思われがちですが、消費者は「お得かどうか」だけなく「どれだけお得か」を知りたいものなのです。そのためには「元の値段」も重要な情報の一つ。それが見づらいというのはユーザビリティ的にいま一つ、と考えた方がいいでしょう。

それから、取り消し線は音声ブラウザでは認識されないため、以下のような表示も好ましくありません。

 第1回プレゼント「特製オリジナルTシャツ」
・ 第2回プレゼント「5000円クーポン」
・ 第3回プレゼント「北海道グルメ旅行」

期日が過ぎた情報について「終了」を示すために取り消し線を用いるというパターンですが、音声ブラウザでは「終了」の情報がまったく伝わらないということになります。

ですから、以下のように

 第1回プレゼント「特製オリジナルTシャツ」 ご応募は締め切りました
・ 第2回プレゼント「5000円クーポン」
・ 第3回プレゼント「北海道グルメ旅行」

その情報がもう「終了」していることを示す文言を必ず付け加える必要があります。

でも、取り消し線を使う習慣があるとついうっかり忘れることもあります。それであれば最初から「取り消し線は使わない」と運用ルールとして徹底しておいた方が確実です。


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