普段サイトを閲覧するとき、どんな風にコーディングされているか意識することはほとんどないと思いますが、サイトを制作する際は思いっきり意識する必要があります。
私はコーディングスキルがほとんどないので、以前、パソコンにインストールされていたおまけのようなWebページ制作ソフトを使ってみたことがあります。
ところが、ソース(コードそのものが記述されたもの)を見てビックリ。どうも使い方のコツをつかまないと、とんでもないソースを書いてしまうようなのです。(無料のおまけソフトなので文句はいえませんが…)
結局、私はメモ帳を使いなんとか自力でコーディングしてみましたが、おもしろいのはソフトで作ったメチャクチャなソースのページも、私がメモ帳で作ったページも、見た目はほぼ同じ、ということ。
つまり、見た目は同じでも、コーディングには何通りも方法がある、ということです。
適切で無駄のないコーディングが施されていることを私たち制作者はよく「きれいなソース」といいます。
逆にあまり美しくないソースは無駄が多く、時には不要なゴミまでたくさん抱え込んでいるにもかかわらず、大事なものが足りなかったりします。
きれいなソースが求められる理由はいろいろありますが、例えば、検索エンジンのクローラーはこのソースを基準に判断を下します。
よく整理整頓され、家主の趣味が気持よく伝わってくるような家と、ゴミだらけで足の踏み場もなく、家主が何を考えているのかよくわからない家、どちらが高く評価されるかはいうまでもありません。
また、音声ブラウザ(サイト用の読み上げソフト)もソースを読みます。こちらも、例えば画像に適切な代替文字が入っていなかったりすると、情報が正しく伝わらないことがあります。
サイトの目的にもよりますが、できれば「きれいなソース」にもこだわって制作すると、その後の可能性が広がります。
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