「C(評価)」で、「○○はあまり効果がない」という結果が出た場合、すぐさま「○○はダメ!次、△△」というやり方をしてしまう人がいます。まぁ、「○○がダメ」と分かったのは成果ですが、やみくもに「次は△△で!」とやってもその後のサイクルが正しく回せません。
前のサイクルで「○○がダメそう」とわかったら、「なぜダメなのか」理由を特定します。特定できない場合は仮説を立てたうえで、それをもとに「A(改善)」方針を決定し、次の「P(計画)」を考えます。
例えば、通販サイトでメルマガを配信したけど、売上はまったく上がらなかった、という場合。
この「C(評価)」を受けて「A(改善)」方針を決定する場合、「ターゲットにメルマガは効かないんだよ。じゃあ、次はどこかの媒体に広告出そうか?」と、やるのはNGです。
・メルマガ読者の集め方
・配信したメールの内容
・配信のタイミング
などなど、「なぜダメだったのか」他にも考えられる要素がたくさんあります。
メルマガは配信されてから1日以内に該当ページのアクセスが急増するのが普通です。ほとんどアクセスが増えていない場合は、メールの内容が魅力的でないか、URLの記載の仕方が悪かった可能性も十分考えられます。
その場合の「A(改善)」方針としては、まずは「メルマガは継続」、そして次の「P(計画)」は「メルマガの改善」とするべきです。
こうやって原因を考えながらPDCAサイクルを回していくと、そのサイトにとって最適な運営方法がどんどん具体的に、クリアになっていくのです。
(2010年7月26日に加筆修正)
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