どんなにパッと見が美しいデザインでも、サイトを見た感想が「きれいなデザインのサイトだった」だけでは意味がありません。
例えば、サービスの登録フォーム。適切に注釈を入れるか入れないかで登録率は変わってきます。
メーカーのサイトで、リンクボタンの形が他と違ったため、その商品だけ問い合わせが目立って少なかったということもありました。
どちらも本当にごくわずかな違いなのですが、それが決め手となって結果に反映する、そんなケースを何度も見てきました。
まさに「神は細部に宿る」。
「それは分かったけど、専門家ではない私たちにはそこまで対応できない」と思われるかもしれません。確かに、情報設計は経験によりノウハウが身に着くものです。
でも、情報設計の極意は「おもてなしの心」。
居心地のいい飲食店や旅館などは、多くのお客さまに気づかれないだろうと思われる細部にまで気配りがされているものです。
そういう隅々にまで行きわたった「おもてなしの心」は空間全体を支配し「居心地の良さ」を作り出します。
継続的に訪れてもらうことを目的とするサイトも結局は同じこと。
訪れてくれる人々の目線に立ち、こちらの押し付けになっていないか、分かりづらいところはないか、など繰り返しチェックしてみましょう。
おもてなしの心が行き届いたサイトは自然と情報設計がしっかりされたサイトになると思っています。
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